【関西各駅探訪第1290回】京都丹後鉄道宮豊線天橋立駅

天橋立

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【日本三景天橋立への玄関口】

京都丹後鉄道宮豊線天橋立駅は京都府宮津市にある。日本三景の一つ天橋立の最寄駅で、駅周辺が天橋立観光の中心地になっている。智恩寺、廻旋橋、文殊山へのリフトやモノレールのりばが近くにあり、ホテルなどもある。なお、股覗きで有名な傘松公園は阿蘇海の対岸にあるためかなり離れている。当駅から宮津までは直流電化されており、JRの特急電車が乗り入れている。列車は上り西舞鶴方面行きが特急7本、普通20本が運転されている。毎時1~2本の運転で、普通列車は1時間以上空く時間帯もある。下り豊岡方面行きは特急4本、普通19本が運転されている。普通は当駅スルー運転が多いが、特急はJRからの直通電車特急は当駅止まりとなっている。

天橋立

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天橋立駅は1925年7月31日に国鉄宮津線宮津~丹後山田間延伸とともに開業した。1987年4月1日に民営化されてJR西日本宮津線の駅となった。1990年4月1日に宮津線が第3セクター北近畿タンゴ鉄道に転換されて同社の宮津線の駅となった。1996年3月16日に宮津~天橋立間の直流電化が完成し、特急電車の乗り入れが開始された。2015年4月1日に北近畿タンゴ鉄道の運営がWIKKER TRAINSに移管され、京都丹後鉄道宮豊線の駅となった。同年5月22日には駅舎と駅前広場の改修が完成した。

天橋立

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駅構内は地上ホーム2面3線で、ホーム有効長は20m級車両6両分ある。ホームは1・2番線が島式ホームで、駅舎側が3番線となっている。

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駅南側に留置線が2本あり、当駅折り返しの特急電車が留置されている。

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上下ホーム間には陸橋が設置されており、エレベータも設置されている。

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改札は1ヵ所で有人改札になっている。自動改札機の設置はなく、ICカードの利用はできない。

天橋立

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駅舎は2015年に改修されて新しくなった。伊根町の舟屋を模した造りになっている。

天橋立

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みどりの窓口や丹後観光情報センターも設置されている。

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駅前にはロータリーがあり、丹後海陸交通の路線バスや観光バスなどが乗り入れている。

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駅前には天橋立温泉智恵の湯がある。

天橋立 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2018年度 438 14 425 3.1%
2008年度 298 25 273 8.3%
対08年度比 147.2% 55.7% 155.4%  

天橋立駅の2018年度1日あたりの乗車人員は438人で、うち定期利用者は14人となっている。定期比率はわずか3.1%で、観光地の駅らしい傾向になっている。10年前の2008年度と比較すると全体で47.2%増、定期利用者は44.3%減、定期外利用者は55.4%増となっており、定期利用者は減少しているが、定期外利用者が大幅に増加している。インバウンドの増加など天橋立観光の玄関口として観光利用を中心に利用を増やしている。

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