【関西各駅探訪第1193回】山陽電鉄本線西舞子駅

西舞子

【山陽、JR双方の列車が轟音とともに通過する】

山陽電鉄本線西舞子駅は神戸市垂水区にある。普通のみが停車する駅で、JR神戸線との併走区間にあるため山陽電車の直通特急とともに駅の脇を電車線を走る普通電車が通過していく。電車はデータイム毎時4本15分毎の運転で、平日朝ラッシュ時上り7時台には6本が運転されている。平日夕方ラッシュ時下り18時台には5本が運転されている。西舞子駅は1917年4月12日に兵庫電気軌道の山田駅として開業した。1927年4月1日に宇治川電気に合併され同社の駅となった。1933年6月6日に宇治川電気の鉄道部門が切り離されて山陽電気鉄道となった。1935年8月1日に舞子駅に改称された。1937年に西舞子駅に改称された。1984年3月25日ダイヤ改正で急行が消滅したため、普通のみが停車する駅となった。1995年1月17日の阪神淡路大震災発生により営業を休止し、1月27日に霞ヶ丘～山陽明石間運転再開とともに営業を再開した。

西舞子

駅構内はホーム2面2線で、ホーム有効長は18m級車両4両分ある。

西舞子

駅の北側をJR神戸線が走っており、電車線は山陽電車の隣を走行するため快速電車や普通電車が轟音を立てながら通過していくのがよく見える。

西舞子

改札は1ヵ所で地下にある。ホームから改札がある地下へは階段のみのアクセスでバリアフリー化されていない。

西舞子

改札は無人化されており、ICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。

西舞子

出口は2ヶ所あり、南北に出られる。北口はJRの線路の下をくぐって出るため少し地下道を歩かなければならない。

西舞子

駅の入口には古びた新聞の自動販売機が置かれている。

西舞子

南口は国道2号線の南側に出られる。

西舞子駅の2017年度1日あたりの乗車人員は1,033人で、うち定期利用者は507人となっている。定期比率は49.1%で、定期利用者は50%以下となっている。10年前の2007年度と比較すると全体で17.4%増、定期利用者は32.1%増、定期外利用者は6.1%増となっている。