【関西各駅探訪第1071回】近鉄奈良線八戸ノ里駅

八戸ノ里

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【10両編成も待避できる設備を持つ】

近鉄奈良線八戸ノ里駅は大阪府東大阪市にある。普通のみが停車する高架駅で、待避線を有しており、終日各種優等列車が普通を追い抜く光景が見られる。電車はデータイムに普通が毎時6本の運転で、待避の都合もあり等間隔にはなっていない。平日朝ラッシュ時上り大阪難波方面行き7時台には普通が7本運転されている。平日夕方ラッシュ時下り18時台には普通が6本運転されている。

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八戸ノ里駅は1936年11月19日に大阪電気軌道小阪〜若江岩田間に新設開業した。1941年3月15日に参宮急行との合併により、関西急行鉄道の駅となった。1944年6月1日には南海鉄道との合併により、近畿日本鉄道の駅となった。1967年に東花園車庫ができるまでの間、当駅に車庫があった。また、1952年から1982年までの間には、若江岩田方に玉川工場があり、近鉄奈良線、京都線系統の車両整備が行われていた。1969年9月26日に高架化が完成した。

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駅構内は高架ホーム2面4線で、ホーム有効長は21m級車両6両分になっている。

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待避線の有効長は10両分あり、10両編成の回送が待避できるようになっている。

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奈良方には非常用の渡り線があり、上り4番線から奈良方面への出発ができる。

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ホームから改札がある地上へはエレベーターと上りエスカレーターが設置されている。

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駅構内には吉野家があり、駅ナカ店舗となっている。

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改札は1ヶ所で有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。

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改札には特急券、定期券の販売窓口、特急券自動販売機もある。

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駅構内にはコインロッカーも設置されており、宅配便用ロッカーのPODステーションもある。

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出口は2ヶ所で南北に出られる。南口がメインで、大きなロータリーがある。

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南口ロータリーからは近鉄バスが発着している。近畿大学や久宝寺口、鴻池新田など東大阪市内各方面への路線が運行されている。バスは北口からも発着している。

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駅前の駐輪場はこじんまりとしたものだが、2段式になっており収容力を持たせている。

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北口にはロータリーはなく、駅前通りが線路に沿って走っている。

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高架下には東名店街というショッピングセンターがある。

八戸ノ里 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2017年度 12,913 7,486 5,427 58.0%
2007年度 12,440 8,417 4,023 67.7%
対07年度比 103.8% 88.9% 134.9%  

八戸ノ里駅の2017年度1日あたりの乗車人員は12,913人で、うち定期利用者は7,486人となっている。近鉄奈良線で普通しか停まらない駅では乗車人員が一番多い。定期比率は58.0%で、定期利用者は6割を切っている。10年前の2007年度と比較すると全体で3.8%増、定期利用者は11.1%減、定期外利用者は34.9%増となっている。

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