【JR発足後JR神戸線に初めてできた新駅】
JR神戸線甲南山手駅は神戸市東灘区にある。普通のみが停車する駅で、複々線区間にJR発足後初めて設置された駅である。内側線のみにホームがある新駅は当駅以降、さくら夙川、須磨海浜公園、島本、桂川、摩耶、JR総持寺などができた。当駅はそれらのパイオニアとも言える存在である。
電車はデータイムに普通が毎時8本に運転されており、うち4本は東西線直通となっている。普通は芦屋で新快速、快速に連絡している。平日朝ラッシュ時上り大阪方面行き8時台に14本が運転されている。平日夕方ラッシュ時下り神戸方面行き18時台には普通が8本運転されている。甲南山手駅は1996年10月1日にJR神戸線芦屋〜摂津本山間に新設された。2003年11月1日からはICカードの利用が可能になった。
駅構内はホーム1面4線で、ホーム有効長は20m級車両8両分ある。
内側線のみホームがあり、外側線にはホームはない。外側線は上り線は従来通りスルー構造になっており、下り外側線は内側線にホームを設置するため、駅前後で線路が海側に振られている。
ホームから改札がある地上へはエレベーター、エスカレーターが設置されている。
改札は1ヶ所で、有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。
出口も1ヶ所で、北側に出られる。
駅前にはロータリーが設置されており、神戸市バスなどが乗り入れている。
駅南側は築堤の線路の下をくぐる自由通路が設置されている。
駅南側も線路沿いに遊歩道が整備されている。
甲南山手 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2017年度 | 11,649 | 7,957 | 3,692 | 68.3% |
2007年度 | 10,139 | 6,672 | 3,467 | 65.8% |
対07年度比 | 114.9% | 119.3% | 106.5% |
甲南山手駅の2017年度1日あたりの乗車人員は11,649人で、うち定期利用者は7,957人となっている。定期比率は68.3%で、定期利用者が7割近くを占めている。10年前の2007年度と比較すると全体で14.9%増、定期利用者は19.3%増、定期外利用者は6.5%増となっている。