【関西各駅探訪第522回】近鉄志摩線加茂駅

加茂

【山間部の中に開けた土地に田畑が広がる】

近鉄志摩線加茂駅は三重県鳥羽市にある。鳥羽から4つ目の駅で、内陸部を走るが、山間部ではなく、田畑が広がる平地に駅がある。加茂駅は1929年7月23日に志摩電気鉄道の駅として開業した。1944年2月11日には三重交通の駅となった。1964年2月1日には三重電気鉄道、1965年4月1日には合併により近畿日本鉄道の駅となった。1970年3月1日には標準軌化が完成した。1992年12月22日には船津から当駅の間が複線化された。1993年9月11日には当駅から五知までの複線化が完成した。

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駅構内は対向式ホーム2面2線で、ホーム有効長は普通のみが停車するため、21m級車両2両分となっている。

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駅舎、改札はなく、駅出入口に入出場をチェックするICカードリーダーが置かれているだけである。下りホームには待合室も設置されている。

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上りホームには待合室はなく、ホーム上屋の下にベンチが置かれ、そこにICカードリーダーも設置されている。

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出口は上下ホームそれぞれにある。このため上下ホーム間を結ぶ地下道や構内踏切などはない。

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駅周辺は田畑が広がっており、駅からかなり離れた国道167号線沿いに町があるぐらいである。

加茂駅の2016年度1日あたりの乗車人員は98人で、うち定期利用者が85人となっている。定期比率は86.8%で大半が定期利用者となっている。10年前の2006年度と比較すると全体で25.7%減、定期利用者は23.5%減、定期外利用者は37.2%減となっている。

  

鉄道コム

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