【6000系の外観を持つローソンもある特急停車駅】
山陽電鉄本線板宿駅は神戸市須磨区にあり、神戸市営地下鉄西神山手線と連絡している。直通特急以下の全ての電車が停車する。板宿駅は1910年3月15日に兵庫電気軌道の駅として開業した。1933年6月6日に山陽電鉄の駅となり、1987年12月14日のダイヤ改正から特急停車駅となった。1995年3月24日に地下化された。
山陽電鉄と神戸市営地下鉄は相互に乗り換えがあるものの、三宮までは競合路線にもなっており、運賃面で神戸高速鉄道と阪急、阪神のかさ上げがある山陽は神戸市営地下鉄を意識しており、板宿駅では割引きっぷを宣伝したコインロッカーなどが設置されている。
板宿駅は地下駅で、対向ホーム2面2線となっている。
地上への出口は4か所あるが、一部は神戸市地下鉄の出口にもなっているため、出口は地下鉄の駅と一部共用となっている。
改札は一ヶ所のみで、改札階レベルで地下鉄と連絡しており、競合関係にあるが乗り換えは比較的便利である。
駅周辺にはバス停もあり、神戸市営バスが発着している。
山陽電車を模した形状の改札前にあるローソンの店舗。ローソンのヘッドマークもファン心をくすぐってくれる。
前面だけでなく側面も表現されており、なかなか芸が細かい。ドアは開閉しないので注意して欲しい。
2015年度1日あたりの乗車人員は11,348人で、うち定期利用者は7,068人となっている。定期比率は62.3%で、昨今の傾向からすると定期比率は高い方である。10年前の2005年度と比べると乗車人員全体で1.7%減、定期利用者は2.5%増となっている。定期外利用者は10%近く減少しており、定期外利用の減少が目立つ。
ダイヤはデータイムが直通特急、普通がそれぞれ15分毎の運転。朝ラッシュ時は7時台が直通特急5本、S特急2本、普通6本が運転。8時台は直通特急5本、S特急2本、普通5本。夕方ラッシュ時は直通特急5本、普通5本が運転。最終は下り直通特急が板宿発23時44分山陽姫路行き、普通が板宿発23時58分東二見行き、山陽須磨までは板宿発0時24分の山陽須磨行きが最終となる。上りは直通特急梅田行きが板宿発23時19分、直通特急御影行きが板宿発23時49分、普通は板宿発23時53分の高速神戸行きが最終となる。