関西各駅探訪第188回~近鉄田原本線箸尾駅~

【奈良県広陵町唯一の鉄道の駅】

箸尾

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近鉄田原本線箸尾駅は、奈良県広陵町にある。広陵町唯一の鉄道駅だが、駅周辺は田畑が広がっており、のどかな雰囲気の駅である。箸尾駅は1918年(大正7年)4月26日に大和鉄道新王寺〜田原本(現在の西田原本)間開通とともに開業した。1948年(昭和23年)6月15日に標準軌に改軌の上、電化された。1961年(昭和36年)10月1日 に会社合併により信貴生駒電鉄の駅となった。1964年(昭和39年)10月1日に会社合併により近畿日本鉄道田原本線の駅となった。2007年(平成19年)4月1日にPiTaPaなどICカードの利用が可能になった。2011年(平成23年)10月1日に終日無人駅となった。

箸尾

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田原本線は単線で、当駅は2面2線の行き違い駅となっている。ホームは田原本線の最大編成両数である3両分ある。

箸尾

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構内踏切があり、2番線から改札がある1番線へはここを通らなければならない。

箸尾

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改札は1か所で、自動改札の設置はなく、ICカードの読み取り機があるだけである。無人化されており、簡易の自動券売機が設置されている。

箸尾

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駅前はそれ相応のスペースがあり、クルマの乗り入れも可能だが、バス路線の設定はない。

箸尾

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箸尾駅前には、駐車場、駐輪場が整備されており、パークアンドライドに対応している。


箸尾駅の2014年度1日あたりの乗車人員は1,110人で、うち定期利用者が860人となっている。定期比率は77.5%で、近鉄の他の路線と比べると定期比率が高い。近くに大和広陵高校があり、通学利用が多いものと思われる。10年前の2004年度の乗車人員は1,130人で、1.8%の減となっている。絶対数が少ないとはいえ、ほぼ横ばいで推移しており、安定した需要があるということだろう。

  

鉄道コム

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