【JR宝塚線に連絡で大阪へのアクセスが向上】
神鉄三田線三田駅は、兵庫県三田市にある。JR三田駅と隣接しており、乗換は至便である。三田駅は1928年(昭和3年)12月18日に神戸有馬電気鉄道三田線開通とともに開業した。1947年(昭和22年)1月9日に神戸有馬電気鉄道と三木電気鉄道の会社合併により、神有三木電気鉄道の駅となった。1949年(昭和24年)4月30日に神有三木電気鉄道の社名変更により、神戸電気鉄道の駅となった。1981年(昭和56年)4月1日に国鉄と神戸電気鉄道の接続線を廃止した。1991年(平成3年)3月に神戸電鉄三田駅のホームを改良し、4両編成停車に対応となった。2007年(平成19年)9月1日からPITAPAなどICカードの利用が可能になった。
ホーム2面2線の頭端式ホームとなっており、2番線は両側をホームで挟まれているが、現在は片面のみ使用となっている。このため、実際には1面2線の構造となる。
改札は1ヶ所で、ICカード対応の自動改札が設置され、有人改札となっている。地上駅舎を出るとJR三田駅へ続く階段があり、それを上がるとJR三田駅舎がある。
また、JR三田駅から続くペデストリアンデッキが駅の前を走っており、地上にはバスターミナルが広がっている。
三田駅の2014年度の1日あたりの乗車人員は、8,271人で、10年前の2004年度よりも4%ほど増加している。定期比率は70%を割っているが、69.1%で、私鉄の各駅と比べて定期比率は高い方である。定期利用者は7%増加しており、三田からJRに乗り換えて大阪方面への需要が高いことを示している。定期外利用者は、逆に3%弱減少しており、通勤通学以外での利用は減少傾向にある。三田のような新興の住宅地が多い都市では、基本的に車がなければ生活できないので、買い物やレジャーに電車を利用する人が少なくなる傾向にある。大阪方面への需要は少なからずあるので、JRとの連携を強化して、定期外利用者も増やしていく施策が必要だろう。
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