関西各駅探訪第103回~能勢電鉄妙見線・日生線山下駅~

【鉄道ファンなら必見!日生線折り返しの妙を見よ!】

山下

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能勢電妙見線山下駅は兵庫県川西市にある。妙見線と日生線の分岐駅で、1976年に高架化されている。阪急宝塚線石橋駅などと同様に妙見線と日生線が駅手前で分岐しており、3面4線の駅構造になっている。真ん中の2・3号線ホームは扇状になっており、妙見線と日生線がホーム上で乗り換えられるようになっている。山下駅は1923年(大正12年)11月3日に能勢電鉄妙見線の駅として開業した。当時は現在よりも50m西側に駅があった。1976年(昭和51年)4月11日に高架化し、現在地に移転した。1978年(昭和53年)12月12日に日生線が開業した。1997年(平成9年)11月17日に特急日生エクスプレスの運転を開始した。

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妙見線の川西能勢口方には渡り線があり、当駅折り返しの日生線電車は本線上で折り返し作業を行う。

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妙見口方は単線のため、妙見線の折り返し電車は直接3号線に入線することができるため、折り返し作業は行わない。

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妙見線妙見口方には引き上げ線があり、留置車が見られる。

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改札は1ヶ所で、出口は2ヶ所ある。改札は有人となっている。

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西口がメインで、駅前にはロータリーがあり、バスやタクシーが乗り入れている。

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東口は非常に狭く、駅前には道路はなく、高台に住宅やパーキングがあるのみである。

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多田銀銅山の精錬所と川西郷土資料館のイラストが入る山下駅の駅名板。

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日生線が発着する1号線、2号線は日生エクスプレスの発着があるので8両編成に対応している。

日生エクスプレス/山下

8005F

山下駅に進入する特急日生エクスプレス。川西能勢口から阪急宝塚線に直通する日生エクスプレスは、朝ラッシュ時上りと夕方ラッシュ時下りが運転されている。

山下駅の2014年度の1日あたりの乗車人員は、3,362人で、10年前の2004年度には4,103人だったので、20%弱利用者が減少している。中でも定期客は2004年度に2,487人だったのに対し、2014年度は1,500人となっており、40%ほど減少している。逆に定期外利用は増えているので、定期からICカードなどへの移行が定期客減少の要因と思われる。近年1970年代後半から80年代にかけて開発された新興住宅地の駅で、利用者の減少が目立つようになっている。当時住宅を購入した世代が定年を迎えてリタイアしていく人が増えていることも要因の一つと思われる。もともと通勤利用以外は、車社会という新興住宅地独特の交通事情などを考えると、今後、若い世代の入居者の呼び込みと脱クルマ社会化のための施策を打って出る必要があると思われる。

  

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