【高の原延伸を想定した線路配置だが延伸は実現するのか】
近鉄けいはんな線学研奈良登美ヶ丘駅は奈良県奈良市にある。けいはんな線の終点で、高の原への延伸が計画されているため中間駅のような構造になっている。駅の学研北生駒側には留置線があるが、駅からは少し離れたところにある。電車はデータイム毎時4本15分毎の運転。平日朝ラッシュ時7時台には14本が運転。平日夕方ラッシュ時18時台には6本が運転されている。学研奈良登美ヶ丘駅は2006年3月27日にけいはんな線生駒から当駅までの延伸とともに開業した。2007年4月1日からPITAPAなどICカードの利用が可能になった。
駅構内は高架ホーム1面2線で、ホーム有効長は18m級車両6両分ある。
終点のため駅の東側先端は行き止まり式になっているが、延伸できるような構造になっている。
駅の西側は3線になっており、留置に向かう線路が並行している。
ホームから改札がある地上へはエレベーター、エスカレーターが設置されている。
改札は1ヶ所あり、有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。
出口は2ヶ所で南北に出られる。南側にはイオンモール奈良登美ヶ丘などがありショッピング街になっている。
南口の東側にはロータリーがあり、奈良交通などの路線バスが発着している。
北口にもロータリーはあり、高架下にバスの待機場がある。
東側には駅が望める高台があり、高の原方面への延伸時にはここを通ることになるが、計画は延々遅々と進んでいない。
学研奈良登美ヶ丘 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2017年度 | 7,443 | 4,650 | 2,793 | 62.5% |
2007年度 | 5,327 | 3,548 | 1,779 | 66.6% |
対07年度比 | 139.7% | 131.1% | 157.0% |
学研奈良登美ヶ丘駅の2017年度1日あたりの乗車人員は7,443人で、うち定期利用者は4,650人となっている。定期比率は62.5%で、定期利用者は6割強となっている。10年前の2007年度と比較すると全体で39.7%増、定期利用者は31.1%増、定期外利用者は57.0%増となっており、開業後10年余りが経ち順調に利用者を増やしている。