【関西各駅探訪第565回】阪急宝塚本線豊中駅

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【かつては急行が停車していた豊中市の中心駅】

阪急宝塚本線豊中駅は大阪府豊中市にある。大阪のベッドタウン豊中市の中心駅で、かつては急行が通過していたが、現在は終日急行が停車するほか、朝ラッシュ時に運転される通勤特急も停車する。豊中駅は1913年9月29日に箕面有馬電気軌道の駅として開業した。1986年12月1日のダイヤ改正で、急行停車駅となった。当時は朝ラッシュ時の一部急行は通過となっていた。1997年11月8日には高架化が完成し、11月16日のダイヤ改正で急行は終日停車となった。2015年3月21日のダイヤ改正では、新設の通勤特急が停車するようになった。

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駅構内は高架1面2線で、宝塚方に引上げ線がある。平日朝ラッシュ時に運転される当駅始発終着の普通はここで折り返す。

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引上げ線から豊中駅構内に入線する当駅始発の普通梅田行き。平日朝ラッシュ時のみの運転で、豊中からの着席サービスも兼ねている。梅田方の下り本線西側にも留置線が2本あるが、通常は使用されていない。

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ホーム有効長は18m級車両10両分あり、平日朝ラッシュ時の10両運転列車の停車に対応している。

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改札は2ヶ所で北改札と南改札がある。南改札がメインで有人改札となっている。ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。改札付近にはATMも設置されている。

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南改札はペデストリアンデッキやバスターミナルにアクセスでき、エレベーターやエスカレーターも設置されている。

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北改札は駐輪場や駅西側のビルに繋がっている。北改札は通常無人化されている。

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駅東側はペデストリアンデッキに繋がる人工地盤があり、駅前広場を形成している。

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高校野球発祥の地でもある豊中市は高校ラグビー発祥の地でもある。駅前広場にはそれを示すモニュメントがある。

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駅の東西にバスターミナルがあり、阪急バスが各方面に路線を運行している。1から7番までの乗り場があり、阪急宝塚本線の駅では最大級のバスターミナルとなっている。

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西側にもバス乗り場があり、狭い空間にバスが縦列に停車するスペースが設けられている。

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豊中駅の種別行き先表示板は長らくフラップ式のものが使用されていた。

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豊中駅宝塚方のホーム先端からは大阪空港の管制塔などが見え、空港から飛び立つ飛行機の姿も見ることができる。

豊中駅の2016年度1日あたりの乗車人員は26,746人で、うち定期利用者は13,421人となっている。定期比率は50.2%で、定期利用者は半分強となっており、定期外利用者が多い。10年前の2006年度と比較すると全体で1.6%増、定期利用者は3.2%増、定期外利用者は0.1%増となっており、ほぼ横ばいとなっている。

  

鉄道コム

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