【関西各駅探訪第561回】JR桜井線香久山駅

香久山

【百人一首で詠われた有名なあの天香久山】

JR桜井線香久山駅は奈良県橿原市にある。百人一首に詠まれた天香久山に由来し、駅周辺は香久山村だった。歴史深い香久山の名称だか、駅の歴史は意外に浅い。1913年4月21日に桜井〜畝傍間に新設開業した。桜井線では後発の駅である。国鉄時代の1980年3月3日に電化が完成、1984年10月20日にはCTCが導入されて、駅が無人化された。JR発足後、2005年3月1日からICカード利用が可能となった。

香久山

駅構内はホーム1面1線の単面式ホームで、ホーム有効長は20m級車両6両分ある。ホームにはワンマン運転に対応してミラーが設置されている。

香久山

改札は1ヶ所で、古い木造駅舎内に、ICカードリーダーと簡易式自動券売機が設置されている。

香久山

2018年現在駅舎は改築中で、木造駅舎は取り壊され新しい駅舎が造られている。

香久山

駅周辺は住宅と田畑が混在しており、駅周辺の道路は狭い。北側には近鉄大阪線が走っており、大福駅や耳成駅に近い。

香久山

ホームには古びた待合室も設けられている。

香久山駅の2016年度1日あたりの乗車人員は176人で、うち定期利用者は110人となっている。定期比率は62.5%で、7割を切っているが、定期利用者が多い。10年前の2006年度と比較すると全体で5.4%減、定期利用者が6.0%減、定期外利用者が4.3%減となっている。

  

鉄道コム

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