【JR関西線と真っ向勝負に挑む急行停車駅】
近鉄名古屋線近鉄弥富駅は愛知県弥富市にある。急行停車駅で、近くにJR関西本線弥富駅があり、競合している。JR弥富駅には名鉄尾西線も乗り入れている。近鉄弥富駅は1938年6月26日に関西急行電鉄桑名〜関急名古屋間開通とともに関急弥富駅として開業した。1940年1月1日には参急弥富駅となり、1941年3月15日には再び関急弥富駅に戻った。1944年6月1日には近畿日本弥富駅となり、1970年3月1日に現駅名の近鉄弥富駅となった。1976年3月18日からは急行が停車するようになった。1994年9月23日には橋上駅舎が完成した。
駅構内はホーム2面4線で、ホーム有効長は21m級車両6両分ある。急行と準急、普通が緩急接続をするほか、特急の待避も行われる。
改札は1ヶ所で有人改札となっている。ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。特急券、定期券の自動券売機が設置されている。
出口は2ヶ所で、南口にロータリーがあり、きれいに整備されている。
南口からは弥富市のコミュニティバスが乗り入れている。
北口はJR弥富駅への連絡が便利で徒歩3分程の距離にある。
北口からもバスやタクシーが発着している。北口からは弥富市のコミュニティバスに加えて、木曽岬町の自主運行バスも乗り入れている。
近鉄弥富駅の2015年度1日あたりの乗車人員は6,395人で、うち定期利用者は4,422人となっている。定期比率は69.2%で、7割近くが定期利用者となっている。10年前の2005年度と比較すると全体で3.7%減、定期利用者は2.1%減、定期外利用者は7.1%減となっている。