【昭和レトロを感じさせる駅とその周辺】
南海高野線紀見峠駅は和歌山県橋本市にある。特急や快速急行は通過するが、河内長野以南各駅に停まる急行、区間急行は停車する。難波側は紀見トンネル、新紀見トンネルがあり、これを抜けると大阪府に入る。紀見峠駅は1915年3月15日に高野登山鉄道の駅として開業した。1922年9月6日に南海鉄道の駅となった。1979年5月26日に天見から当駅の間が複線化され、新紀見トンネルが開通した。1983年6月5日には当駅から御幸辻までの複線化が完成した。
駅構内はホーム2面2線で、急行停車駅のためホーム有効長は21m級車両8両分ある。
駅舎は下り橋本方面行きホームに面してあり、改札は1ヶ所のみである。改札は無人化されており、ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。
出口も1ヶ所のみで、駅の東側にのみ出ることができる。
駅前には昔ながらのよろず屋というような店がある他は集落があるぐらいで、駅周辺は静かな佇まいとなっている。
駅前にはクルマを止められるスペースはあるが、バスの乗り入れはなく、近くにある紀見ヶ丘の住宅地からは林間田園都市に向けてバスが運行されている。