【関西各駅探訪第394回】JR紀勢本線・紀州鉄道御坊駅

~特急くろしおも停車する紀州鉄道との連絡駅~

御坊

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JR紀勢本線御坊駅は和歌山県御坊市にある。特急くろしおも停車する主要駅の一つで、紀州鉄道と連絡している。御坊市の中心地からは少し離れており、紀州鉄道沿線に中心地がある。1929年4月21日に紀勢西線の駅として開業した。1931年6月15日には紀州鉄道の前身である御坊臨海鉄道が開業した。1959年7月15日に紀勢本線が全通し、紀勢本線の駅となった。1972年3月15日ダイヤ改正から特急くろしおの一部が停車するようになった。1978年10月2日ダイヤ改正で電化が完成し、特急くろしおの全てが停車するようになった。2016年12月17日からはICカードICOCAの利用ができるようになった。

御坊

ホーム2面3線で、駅舎は地上にある。紀勢線下り1番線側に紀州鉄道が発着する0番線がある。

御坊

2番線は主に当駅折り返し、3番線は上り新宮方面への列車が発着する。昼間時の普通列車は和歌山からの当駅折り返し電車と紀伊田辺方面への普通列車が連絡する。

御坊

改札は1ヵ所で、有人改札となっている。ICカードリーダーは設置されているが、自動改札機の設置はない。自動券売機やみどりの窓口が設置されており、みどりの券売機も設置されている。

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出口も1ヶ所のみで、南側にのみ出られる。駅前にはロータリーがあり、バス路線が乗り入れている。

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駅に隣接して駐車場もあり、大阪方面への往復特急利用者は48時間無料になるサービスもある。

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紀州鉄道は御坊駅0番線から発着している。紀勢線とは線路はつながっていないが、改札は共用されており、1番線とは同一ホームを使用している。

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御坊駅0番線に停車中の在りし日のキテツ1号。

JR紀勢本線御坊駅の2016年度1日あたりの乗車人員は1,687人で、うち定期利用者は1,096人となっている。定期比率は65.0%で、特急停車駅にしては定期比率は高い方である。10年前の2006年度と比較すると全体で10.8%減、定期利用者は41.8%増、定期外利用者が47.1%減となっており、定期外利用者の落ち込みが激しい。ちなみに紀州鉄道の2016年度1日あたりの乗車人員は144人となっている。

  

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