【大黒屋光太夫の銅像が立つ鈴鹿線を分岐する急行停車駅】
近鉄名古屋線伊勢若松駅は、三重県鈴鹿市にある。近鉄鈴鹿線分岐駅で、急行も停車する。1917年12月22日には伊勢鉄道の駅として開業した。1925年12月20日には伊勢鉄道神戸支線が開業し、連絡駅となった。1936年9月15日には参宮急行電鉄の駅となった。1941年3月15日に関西急行鉄道の駅となり、1944年6月1日に近畿日本鉄道の駅となった。
ホーム2面4線で、名古屋方には引上げ線がある。ホーム有効長は名古屋線一般列車の最大編成両数6両分ある。
4番線は鈴鹿線電車発着に使われており、名古屋線上り列車は待避に使われることは少ない。
1番線は下り待避線で、鈴鹿線発着が一部あるのみで、名古屋線待避用に使われている。下り急行はここで、特急に追い抜かれることが多い。
両ホーム間は陸橋で結ばれており、エレベーターも設置されている。
駅舎は地上にあり、ホームの西側にある。改札は1ヶ所のみで、有人改札となっている。ICカード対応の自動改札機が設置されている。駅窓口では特急券の販売も行われている。
出口は1ヶ所で、地上駅舎西側にある。駅前には小さなロータリーがある。
ロータリーには江戸時代に白子港を拠点に活躍した船頭大黒屋光大夫の銅像がある。
伊勢若松駅の2016年度1日あたりの乗車人員は1,113人で、うち定期利用者は678人となっている。定期比率は60.9%で、定期利用者は多い方と言える。10年前の2006年度と比較すると全体で3.8%増、定期利用者は5.9%減、定期外利用者は23.6%増となっている。