【関西各駅探訪第369回】京阪石山坂本線近江神宮前駅

【天智天皇が開いた大津京を流れに汲む近江神宮の最寄駅】

近江神宮前

近江神宮前

京阪石山坂本線近江神宮前駅は滋賀県大津市にある。天智天皇にゆかりのある近江神宮への最寄駅となっている。近江神宮では、小倉百人一首の第1首目の歌を詠んだ天智天皇に因んでかるたの名人を決める名人位・クイーン位決定戦などが行われており、アニメちはやふるの舞台になったことでも有名である。その縁もあって、京阪石山坂本線ではちはやふるのラッピング電車が走り、駅にもちはやふるの画が描かれた駅名板などが見られる。近江神宮前駅は、1927年5月15日に琵琶湖鉄道の錦織駅として開業した。1929年4月11日には京阪への合併により京阪の駅となった。1941年2月1日には駅名が近江神宮前駅に改称された。1948年1月8日には再び錦織駅になり、同年7月10日に近江神宮前駅に戻った。

近江神宮前

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駅構内はホーム2面2線で、坂本比叡山口方に錦織車庫がある。坂本比叡山口方には渡り線があり、当駅折り返し電車は本線上で折り返しを行う。

近江神宮前

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改札は上下ホーム個別にあり、ICカードリーダーが設置されている。きっぷ利用者は集札箱にきっぷを入れることになる。

近江神宮前

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ICカードリーダーはホーム出口付近に設置され、坂本比叡山口方面ホームにはICカードのチャージャーも設置されている。

近江神宮前

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出口も2ヶ所で、石山寺方面行きホームはホーム外に自動券売機が設置されている。スロープが設けられ、バリアフリーにも対応している。

近江神宮前

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坂本比叡山口方面行きはホームは入口付近に自動券売機がある。

近江神宮前

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錦車庫が併設されており、当駅にて乗務員の交代が行われている。

近江神宮前駅の2016年度1日あたりの乗車人員は740人で、うち定期利用者は372人となっている。定期比率は50.2%で、意外と定期利用者は少ない。10年前の2006年度と比較すると全体で11.1%減、定期利用者は17%減と落ち込みが激しい。定期外利用者は4.2%減で、定期外利用者はまだ健闘している。

  

鉄道コム

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