【関西各駅探訪第336回】~神鉄粟生線押部谷駅~

【ここもまだ神戸市内!神戸市て意外に広いな!】

押部谷

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神鉄粟生線押部谷駅は神戸市西区にある。1936年12月28日に三木電気鉄道鈴蘭台〜広野ゴルフ場前間開業に合わせて設置された。1947年1月9日に神鉄の前身である神戸有馬電気軌道の駅となった。

押部谷

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駅構内は2面3線で、駅舎側の下り1番線が対向式ホームで、2・3番線が島式ホームになっている。上下線間は構内踏切で結ばれている。

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2番線は上下電車の進入が可能で、当駅折り返し電車などが使用する。

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鈴蘭台方は複線になっているが、粟生方は単線になっており、当駅から粟生までは全て単線となっている。このため、当駅で行き違い待ちをする電車は多い。

押部谷

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駅舎は南側の下り粟生方面行きホームに面して設置されている。改札は無人化されており、ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されており、インターフォンが設置され、遠隔でやり取りをすることができる。

押部谷

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出口は1ヶ所のみで、駅前は狭く、タクシー乗り場はあるが、バスは駅前には乗り入れられない。近くの県道にバス停があり、各方面へ路線が運行されているが、三宮への直通便も多数運行されており、神鉄を苦しめる要因の一つとなっている。

押部谷駅の2015年度1日あたりの乗車人員は805人で、うち定期利用者は581人となっている。定期比率は72.1%で、定期利用者は多い方である。10年前の2005年度と比べると全体で42.8%も減少しており、定期利用者は33.5%、定期外利用者に至っては57.9%減と半分以下の利用に落ち込んでいる。先に書いたように道路網の整備が進み三宮方面へのバスが直通し、マイカーで神戸市中心部への移動も楽になったことが押部谷駅利用者減の要因と思われる。粟生線はとかく志染以遠の区間での利用者落ち込みがピックアップされがちだが、神戸市内の各駅も道路網の整備によりかなり利用者を減らしており、赤字幅を膨らます要因の一つとなっている。

  

鉄道コム

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