【関西各駅探訪第322回】~山陽電鉄本線須磨浦公園駅~

【須磨海岸を望む風光明媚な景色が展開される須磨浦山上遊園へ至る駅】

須磨浦公園

須磨浦公園

山陽電鉄本線須磨浦公園駅は神戸市須磨区にある。1947年10月1日に開業した駅で、近畿の駅百選にも選ばれた風光明媚な景色の中にある駅である。須磨浦山上遊園に至るロープウェイと連絡しており、神戸高速鉄道開業時には阪急、阪神の特急の終点でもあった。現在でも阪神特急の一部が当駅で折り返している。直通特急は通過するため、山陽電車の普通と阪神特急のみが停車する駅となっている。

須磨浦公園

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ホーム2面2線で、姫路方に引き上げ線があり、18m級車両6両編成が折り返しができる。

須磨浦公園

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改札は1ヵ所のみで、無人化されている。ICカード対応の自動改札機、自動券売機が設置されている。

須磨浦公園

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出口は1ヵ所のみで、駅前はロータリーになっており、場所が広く取られている。駅周辺にも静かな公園があり、一息つけるスペースがあるが、南側には国道2号線が走り、その向こうにはJR神戸線が走っており、さらにその向こうには須磨海岸の海となっているので、駅南側には何もない。北側は山になっており、まさに狭隘なところに駅がある。

須磨浦公園

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南側にはJR神戸線が走っているが、競合する駅はなく、その向こうには須磨の海が広がっている。

須磨浦公園

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山陽姫路方には引き上げ線があり、当駅止まりの阪神特急がここで折り返している。

須磨浦公園

須磨浦公園駅の2015年度1日あたりの乗車人員は405人で、うち定期利用者は112人となっている。定期比率はわずか27.7%とかなり低い。定期外利用者がほとんどを占めているが、それでも利用者は少なく、直通特急が通過するのもやむを得ないところだ。10年前の2005年度と比べると全体で2.6%減、定期利用者は7.9%増加しているが、定期外利用者が6.1%減少しており、全体で微減している。

  

鉄道コム

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