【学研都市線とは競合?それとも協調?微妙な関係】
京阪交野線河内森駅は、大阪府交野市にある。当駅から350mほど北にJR片町線(学研都市線)の河内磐船駅がある。JR発足後は片町線(学研都市線)の改善が進み、京阪からJRへ乗り換える人も増えている。京阪にとっては痛し痒しのJRの改善で、乗り換え客が増えて、相乗効果になればいいが、交野線で枚方市まで出て、本線に乗り換える利用者がJRに吸い取られているのは面白くない話である。
河内森駅は対向式ホーム2面2線で、丘陵地に駅があり、枚方市側は築堤になっている。JR河内磐船駅へは下っていくことになる。
地下の改札からホーム、地上へはエレベータ、エスカレータが設置されている。
河内森駅の改札は地下にある。有人改札で、ICカード対応の自動改札機が設置され、自動券売機も設置されている。
出口は上下線側に2ヶ所ある。地下道で両方向に出られるので踏切を渡らずに改札まで行けるようになっている。下り線の東側にある出口にはエスカレータが設置されている。
上り線西側にある出口にはエスカレータはないが、エレベータが設置されている。
河内森駅からJR河内磐船駅方向を眺めた写真。道が下っているのがわかる。乗り換え客はこの間を行き来する。徒歩4分ほどの距離である。
交野線沿いにある自転車置き場。京阪利用者もJR利用者も利用できる位置にある。
河内森駅の2015年度1日あたりの乗車人員は5,621人で、うち定期利用者は3,545人となっている。10年前の2005年度と比べて、乗車人員で7.1%の増加、定期利用者は10.3%も増加している。全体的に増加しているが、JRへの乗り換え客が増えることは交野線にとってはやはり痛し痒しである。本線への直通列車はなくなってしまったが、本線の利用者増につながるようなダイヤが求められるところだ。
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