関西各駅探訪第109回~京阪京津線京阪山科駅~

【京阪、地下鉄、JR3社4路線が集う京都東部の中心駅】

山科

山科

京阪京津線京阪山科駅は、京都市山科区にある。京津線は手前の御陵までは、地下鉄東西線を走るためが、同駅で地下鉄と分かれて京津線は地上に上がる。地下鉄東西線にも山科駅はあるが、京津線は地上、東西線は地下となっており、完全に分離された駅になっている。地下鉄東西線の他、JR琵琶湖線、JR湖西線と連絡している。

京阪山科駅は1912年(大正元年)8月15日に京津電気軌道三条大橋〜札ノ辻間開通時に毘沙門道駅として開業した。1921年(大正10年)8月13日に山科駅前駅に改称された。1925年(大正14年)2月1日 に会社合併により(旧)京阪電気鉄道京津線の駅となった。1934年(昭和9年)4月12日に駅を70m京都側に移設し、待避線が造られ島式ホーム2面4線の緩急接続可能駅になった。1943年(昭和18年)10月1日に会社合併により京阪神急行電鉄の駅となった。1949年(昭和24年)12月1日に会社分離により、(現)京阪電気鉄道の駅となった。1950年(昭和25年)9月10日に四宮駅に上り副本線(待避線)新設され、急行待避が当駅から四宮駅に変更された。1953年(昭和28年)4月1日に京阪山科駅に改称された。1955年(昭和30年)8月20日に国鉄駅側に東改札口が新設された。1973年(昭和48年)ホームが島式ホーム2面4線から相対式ホーム2面2線になった。1977年(昭和52年)8月15日に大津線で初めて券売機が設置された。1994年(平成6年)4月6日に東改札口が仮駅舎化。1996年(平成8年)に地下鉄東西線開業に伴う駅改良工事を行い、東改札口を改築、列車の4両編成化に伴いホーム有効長を延伸した。2002年(平成14年)1月15日から自動改札機の使用を開始した。2007年(平成19年)4月1日からICカードPiTaPaの利用が可能となった。

山科

山科

駅構内は2面2線で、ホーム有効長は京津線の最大編成両数4両分ある。

山科

山科

改札は上下線に1ヶ所ずつ設置されている。山科駅には自動改札機も設置されている。下り浜大津方面行き側の北改札は、JR山科駅に近い。

山科

山科

南側の改札は、バスターミナルに近く、JR山科駅へ行くには京津線の踏切を渡る必要がある。

山科

山科

屋根が独特の形状をした京津線山科駅南改札。

京阪山科駅の2014年度の1日あたりの乗車人員は、2,556人で、10年前の2004年度よりも18%強増加している。定期利用者も1,066人で、2004年度は1,014人だったので5%ほど増加している。御陵から京都地下鉄東西線への直通となるため、三条方面へは同地下鉄開業前よりも高くなり、京津線は不振傾向が続いているが、地下鉄の延伸などにより、利用者を伸ばしつつある。

815F

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京阪山科駅のデータイムダイヤは、15分毎の運転で、浜大津方面は全て浜大津行き、三条京阪方面へは、太秦天神川行きと京都市役所前行きがそれぞれ30分毎に運転される。平日朝ラッシュ時は、7時台と8時台が毎時5本の運転で、等間隔にはなっていない。平日夕方ラッシュ時は、17時台、18時台がデータイムと同じく毎時4本、19時台と20時台が毎時5本の運転となっている。最終電車は、下りが山科発0時02分の浜大津行きで、この電車は三条京阪を23時54分に出る。三条京阪では淀屋橋発23時00分の特急と連絡している。また、山科では大阪発23時20分の新快速と連絡している。上り最終は、山科発23時33分の京都市役所前行きで、この電車は浜大津を23時21分に出る。

  

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