【関西各駅探訪第455回】神戸高速鉄道高速神戸駅

高速神戸

【楠公さんと呼ばれる湊川神社に直結する】

神戸高速鉄道東西線高速神戸駅は神戸市中央区にある。JR神戸駅の北側にあり、両駅の間には地下街があり、雨の日でも傘を差さずに連絡できる。また、駅の上には楠木正成公を祀った湊川神社がある。高速神戸駅は1968年4月7日に神戸高速鉄道開通とともに開業した。開業以来神戸高速鉄道が駅業務などを行い、列車の運行は阪急、阪神、山陽の3社が行っていたが、2010年に運営体制が大幅に変更され、駅業務なども第2種鉄道事業の阪神が請負うことになった。高速神戸駅は阪神が駅業務を行うため、駅名板や発着時のメロディなども阪神仕様に変更された。

阪神神戸高速線と阪急神戸高速線が合流するため、当駅に発着する電車は多い。昼間時は、阪急が特急を中心に毎時6本の運転。阪神は直通特急4本、特急2本、当駅止まりの普通が6本運転されている。このほか、山陽普通車が毎時2本阪急神戸三宮まで運転されている。

高速神戸

地下ホーム2面4線で、阪神神戸高速線と阪急神戸高速線が乗り入れている。2番線が阪神方面上り梅田方面、4番線が阪神梅田方面からの上り線が発着する。1番線は上り阪急梅田方面、3番線は阪急梅田方面からの下り線が発着する。

高速神戸

当駅の東側では阪神神戸高速線と阪急神戸高速線が分かれており、3番線の下り阪急神戸高速線の線路が、2番線の上り阪神神戸高速線の線路の下をくぐる構造になっている。

新開地方には引上げ線が2本ある。下り新開地方面行きの外側に阪神電車用の引上げ線があり、阪神普通車などはここで折り返す。上り大阪方面行きの外側には阪急電車の引上げ線があり、ラッシュ時などに当駅止まりの電車はここで折り返す。

高速神戸

改札は2ヶ所ある。地下1階に改札があり、地下2階にホームがある。東改札がメインで、デュオ神戸の地下街がJR神戸駅まで続いている。ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。

高速神戸

西改札は新開地方にあり、無人化されている。こちらもICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。

高速神戸

西改札はメトロ神戸の地下街に繋がっており、卓球場などがあるレトロな地下街が新開地駅まで続いている。

高速神戸

出口は6ヶ所ある。14号出口は階段とエレベーターの2つあり、いずれも高速神戸駅北側の湊川神社の前に出る。

高速神戸

湊川神社と一体の構造のため、瓦屋根が付いた和風造りの出口となっている。

高速神戸

15号出口は多聞通の南側に出られる。

高速神戸

東改札付近からはデュオ神戸の地下街に繋がる地下連絡通路がある。

高速神戸

9号出口はチサンホテルの前に出ることができる。

高速神戸駅の2016年度1日あたりの乗車人員は15,224人で、うち定期利用者は7,303人となっている。定期比率は48.0%で50%を割っている。10年前の2006年度と比較すると全体で3.9%増、定期利用者は5.6%増、定期外利用者は2.4%増と増加傾向にある。

  

鉄道コム

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