阪急神戸高速線ガイド【阪急神戸線からの直通輸送を担う】

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1.概要

会社名 阪急電鉄
路線名 阪急神戸高速線
区間 神戸三宮~新開地
営業キロ 2.8km
駅数 4駅
平均駅間距離 0.94km
所要時分 6分
表定速度 28km/h
軌間 1435mm
電気方式 1500V直流
線路 複線
保安方式 ATS
最高速度 65km/h

阪急神戸高速線の起点は神戸三宮で、花隈、高速神戸を経て新開地までが同線となっている。高速神戸~新開地間は阪神神戸高速線と重複している。

駅番号 駅名 駅間キロ 営業キロ 所在地 開業年月日
HK-16 神戸三宮 0km 神戸市中央区 1936年4月1日
HK-17 花隈 1.3km 1.3km 神戸市中央区 1968年4月7日
(HS 35) 高速神戸 0.9km 2.2km 神戸市中央区 1968年4月7日
(HS 36) 新開地 0.6km 2.8km 神戸市兵庫区 1968年4月7日

2.歴史

阪急神戸高速線は1968年(昭和43年)4月7日に神戸高速鉄道東西線として西代~三宮間が開業した。阪急・神戸高速・山陽の3社直通運転を開始した。阪急からは山陽須磨浦公園まで、山陽から阪急へは六甲までの直通運転を行った。1988年(昭和63年)4月1日に阪急と山陽が鉄道事業法に基づく西代~三宮間の第二種鉄道事業免許を取得、両社の神戸高速線となった。

1995年(平成7年)1月17日に発生した阪神・淡路大震災により全線が不通になった。同年2月6日に新開地~花隈間の運転が再開した。同年6月1日に花隈~三宮間の運転を再開した。同年8月13日に新開地~高速長田間の運転再開により全線復旧した。この時、大開駅は復旧途上だったため、全列車が通過となった。1996年(平成8年)1月17日に大開駅の営業再開により全線全駅が復旧した。

1998年(平成10年)2月15日ダイヤ改正で、阪急から神戸高速、山陽電鉄への乗り入れは新開地までとなった。2010年(平成22年)10月1日に阪急の西代~新開地間、山陽の全線の第二種鉄道事業が廃止された。これにより西代~新開地間は全列車が阪神扱いとなった。同時に運営体制を変更し、神戸高速鉄道が担ってきた列車運行や駅舎、付随する施設の管理業務を第二種鉄道事業許可の区分に従って各社に移管した。2013年(平成25年)12月21日に三宮駅を神戸三宮駅に改称、同時に神戸三宮駅・花隈駅に駅ナンバリングを導入した。

3.路線ガイド

神戸三宮は2面3線の構造で、中線が両側をホームに挟まれた折り返し線で、上下線はスルー構造になっている。なお、中線の方も構造的にはスルー構造になっているので、中線から神戸高速鉄道への直通も可能である。阪急三宮を出ると左手にJR神戸線が並行してしばらく高架線を走り、徐々に高架線から下りて行き、JR元町駅付近で地下に潜る。地下に潜ってしばらく走り2面2線の花隈となる。地図上で見るとJRに沿って走っているが、花隈付近にはJRの駅はない。花隈を出てからもJRに沿って走り、神戸駅へ向かうJRと離れて、国道28号線の下に入って、左手から阪神からの線路が合流してきて、下り線が阪神側上り線と立体交差して2面4線の高速神戸に進入する。阪急は上り1番線、下り3番線を使用している。

  

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