大阪メトロ10系

1114F

1.概要

会社名 大阪メトロ
形式 10系
使用線区 御堂筋線
製造メーカー 川崎重工・近畿車輌・日本車輌・東急車輌・日立製作所・アルナ工機
制御方式 電機子チョッパ
主電動機 直流直巻電動機130kW
ブレーキ 回生ブレーキ併用電気指令式ブレーキ
台車 DS-10
最高速度 70km/h
加速度 3km/h/s
減速度(通常) 3.5km/h/s
減速度(非常) 4.5km/h/s
製造初年 1973年
電気方式 直流750V 第三軌条方式
軌間 1435mm
保安装置 ATC
座席定員 39人(130) 1100形
45人(140) 中間車
45人(130) 1800形
扉枚数・座席形状 4扉ロングシート
車体 18m級アルミ製車体
所属 中百舌鳥
編成 10両
既存両数 0両(2022年8月現在)
会社名 大阪メトロ
形式 10A系更新車
使用線区 御堂筋線
製造メーカー 川崎重工・近畿車輌・日本車輌・東急車輌・日立製作所・アルナ工機
制御方式 VVVFインバータ IGBT
主電動機 直流直巻電動機130kW
ブレーキ 回生ブレーキ併用電気指令式ブレーキ
台車 DS-10
最高速度 70km/h
加速度 3km/h/s
減速度(通常) 3.5km/h/s
減速度(非常) 4.5km/h/s
製造初年 1998年
電気方式 直流750V 第三軌条方式
軌間 1435mm
保安装置 ATC
座席定員 39人(130) 1100形
45人(140) 中間車
45人(130) 1800形
扉枚数・座席形状 4扉ロングシート
車体 18m級アルミ製車体
所属 中百舌鳥
編成 10両
既存両数 100両(2019年3月現在)

大阪メトロ10系は御堂筋線に1974年に投入された車両である。1973年に谷町線急行運転を想定した試作車20系(初代)として4両編成が製造され、谷町線、中央線で各種試験が実施された。高速運転など試験結果は良好であったが、急行運転は見送られた。1974年に中間車4両を新造して10系に改番の上、御堂筋線に転用された。電機子チョッパ制御の10系では、スイッチング素子であるサイリスタから漏洩する高調波ノイズによる軌道回路への干渉による誘導障害などの問題があり、各種試験や試運転に時間がかかり、営業運転開始は1976年2月までずれ込んだ。御堂筋線内での限定運用で、中津〜天王寺間などで運用された。1979年には冷房装置を搭載した量産車が投入され、北大阪急行への直通運転も行われるようになった。1989年までに9両編成26本が製造され、その後、10両編成化のため中間車26両が製造された。

2.車両性能

制御器1基で2両分8基の主電動機を制御する1C8M方式の電機子チョッパ制御で、主電動機は直流直巻電動機で定格出力130kWとなっている。回生ブレーキも搭載している。谷町線での急行運転を想定して弱め界磁率35%に設定されており、御堂筋線10両編成化でも6M4Tで従来通りの性能を引き出せるようになった。集電靴はそれぞれM1は両台車に1セットずつ計2セット、M2はM1寄りの台車に1セット搭載している。台車は30系のEO-30/DO-30系台車を基本としつつ、インダイレクトマウント方式によるノースイングハンガー軸バネ式台車DS-10が採用された。

←江坂 なかもず→
1100Mc 1000M 1900T 1300M 1200M 1600T 1700T 1400M 1500M 1800Tc
1104 1004 1904 1304 1204 1604 1704 1404 1504 1804
1105 1005 1905 1305 1205 1605 1705 1405 1505 1805
1106 1006 1906 1306 1206 1606 1706 1406 1506 1806
1107 1007 1907 1307 1207 1607 1707 1407 1507 1807
1108 1008 1908 1308 1208 1608 1708 1408 1508 1808
1109 1009 1909 1309 1209 1609 1709 1409 1509 1809
1110 1010 1910 1310 1210 1610 1710 1410 1510 1810
1111 1011 1911 1311 1211 1611 1711 1411 1511 1811
1112 1012 1912 1312 1212 1612 1712 1412 1512 1812
1113 1013 1913 1313 1213 1613 1713 1413 1513 1813
1114 1014 1914 1314 1214 1614 1714 1414 1514 1814
1115 1015 1915 1315 1215 1615 1715 1415 1515 1815
1116 1016 1916 1316 1216 1616 1716 1416 1516 1816
1100AMc 1000AM 1900AT 1300AM 1200AM 1600AT 1700AT 1400AM 1500AM 1800ATc
1117 1017 1917 1317 1217 1617 1717 1417 1517 1817
1118 1018 1918 1318 1218 1618 1718 1418 1518 1818
1119 1019 1919 1319 1219 1619 1719 1419 1519 1819
1120 1020 1920 1320 1220 1620 1720 1420 1520 1820
1121 1021 1921 1321 1221 1621 1721 1421 1521 1821
1122 1022 1922 1322 1222 1622 1722 1422 1522 1822
1123 1023 1923 1323 1223 1623 1723 1423 1523 1823
1124 1024 1924 1324 1224 1624 1724 1424 1524 1824
1125 1025 1925 1325 1225 1625 1725 1425 1525 1825
1126 1026 1926 1326 1226 1626 1726 1426 1526 1826
※1黒地に白文字は廃車になった編成。
※2太文字はVVVFインバータ制御に更新された10A系編成。

3.車体

車体は18m級4扉アルミ製で、フロントマスクは額縁スタイルとなり、前面貫通扉は車掌台側に寄せられ左右非対称の前面形状になっている。車内はロングシートで、試作車では30系と同じFRP製の座席を採用していたが、量産車からは自動車用に開発された軽量座席詰物を使用する一般型の座席に変更された。

  

コメント

タイトルとURLをコピーしました