京阪本線平日データイムダイヤ【2025年3月22日ダイヤ変更】

13035F

1．概要

京阪本線平日データイムダイヤは2025年3月22日ダイヤ変更で、30分サイクルから12分サイクルに変更された。12分サイクルに特急1本、準急1本、普通1本の運転となった。特急、準急は淀屋橋〜出町柳間の運転、普通は中之島〜萱島間の運転となり、快速急行の運転はなくなった。準急は2023年8月26日ダイヤ変更で、平日データイムダイヤでは閑散期に30分毎の運転となっていたが、今回のダイヤ変更で12分毎の運転となり、毎時3本が増発される形になった。快速急行2本/H、準急2本/Hの運転から準急5本/Hとなり、準急停車駅の萱島では大幅に利便性が上がり、快速急行、準急停車駅の守口市、寝屋川市、香里園でも利用回数が増加した。とはいえ、快速急行の運転がなくなったため、守口市、寝屋川市、香里園から京都方面へは枚方市で特急に乗り換えが必要となった。
特急は毎時4本の運転から毎時5本に増発され1本増加した。しかし京阪間直通列車は以前は特急、快速急行を合わせて毎時6本が利用できていたが、特急のみの毎時5本となったため利用できる本数は減少した。それでも12分の等間隔になったので、特急停車駅に関しては利便性は以前のダイヤよりも高くなっている。

上り特急は淀屋橋を毎時00・12・24・36・48分に出発する。準急はその2分後の毎時02・14・26・38・50分に出発する。以前のダイヤでは京橋で普通と連絡を取っていたが、ダイヤ変更により京橋での普通との連絡はなくなった。普通は守口市で準急と緩急接続を行う。特急は複々線走行中に普通を追い抜く。準急は枚方市、丹波橋、三条で特急と緩急接続を行う。下り準急は三条での特急との緩急接続はなく、出町柳を特急の2分後に出て丹波橋まで先着するダイヤになっている。枚方市で特急と緩急接続し、守口市で普通と緩急接続するダイヤは上りと同様である。

2．2025年3月22日ダイヤ変更

特急は上下とも毎時4本から毎時5本12分毎の運転となった。
快速急行は端境時間帯を除きデータイムの運転はなくなった。
準急は毎時2本の運転だったが、ダイヤ変更により毎時5本12分毎の運転となった。
普通は全て中之島～萱島間の運転となり毎時5本12分毎の運転となった。
普通はデータイムの時間は基本全ての電車が4両編成での運転となった。

【下り】
下り特急は出町柳発毎時14・27・44・57分だったが、ダイヤ変更より毎時01・13・25・37・49分発車となった。
下り準急は毎時03・15・27・39・51分発車となり、データイムの快速急行の運転はなくなった。

【上り】
上り特急は淀屋橋発毎時00・14・30・44分だったが、ダイヤ変更により淀屋橋を毎時00・12・24・36・48分発車となった。
上り準急は毎時02・14・26・38・50分発車となり、データイムの快速急行の運転はなくなった。

3．特急

8002F

特急は淀屋橋〜出町柳間に毎時5本が運転されている。2025年3月22日ダイヤ変更で毎時1本が増発されて12分毎毎時5本の運転となった。2021年9月25日ダイヤ変更以前は毎時6本の運転で、概ね10分毎の運転だったが、2021年9月25日変更で毎時4本に減便され、今回のダイヤ変更で毎時1本増便されて毎時5本の運転となった。

上り淀屋橋発毎時00・14・30・44分の発車、下り出町柳発毎時14・27・44・57分の発車になっており、15分の等間隔にはなっていない。30分毎の運転が2セットある形のダイヤになっている。運転間隔が開くところに快速急行が運転されており、準速達列車である快速急行を加えて京阪間で毎時6本の運転としている。

特急はダイヤ変更前は基本8000系で運転されていたが、毎時4本から毎時5本に増発されたため、再び3000系の運用も増加している。8000系、3000系ともに8両編成でうち1両は有料座席車プレミアムカーとなっている。8000系は2扉転換クロスシート車で、車端部はロングシートになっている。プレミアムカーの他に自由席だがダブルデッカー車を連結している。3000系は3扉転換クロスシート車で、1-2配列の転換クロスシートになっている。車端部は3000系もロングシートになっているため厳密にはセミクロスシート車となる。3000系はダブルデッカー車の連結はない。

4．快速急行

3002F

快速急行はダイヤ変更前は毎時2本30分毎に運転されていたが、ダイヤ変更でレギュラー運転はなくなった。上り淀屋橋発9時06分、9時53分に出町柳行きが運転されている。下りは出町柳発9時07分、9時24分と16時53分の3本が運転されている。下りは朝の時間帯には中間駅からの運転もあり、樟葉発9時35分、9時53分の2本が運転され、夕方には16時42分に1本運転がある。枚方市からは8時48分、8時58分に2本が運転されている。万博開催期間中には枚方市発9時07分に臨時快速急行中之島行きが運転されている。

快速急行の停車駅は淀屋橋から北浜、天満橋、京橋、守口市、寝屋川市、香里園、枚方市、樟葉、中書島、丹波橋、七条、祇園四条、三条で、枚方市から出町柳までは特急と同じ停車駅になる。2008年の中之島線開業時から停車駅は変わっていない。変わったのは中之島発着が淀屋橋発着に変更されただけである。

快速急行は3000系、8000系を使用する列車もあるが、基本は3扉ロングシート車での運転に戻っている。

5．準急

2216F復刻塗装

準急は淀屋橋〜出町柳間に毎時2本から毎時5本の運転となった。快速急行の運転が亡くなったため、守口市、寝屋川市、香里園に停車する優等列車は準急のみとなった。準急は全て淀屋橋～出町柳間の運転となるため7両での運転となっている。

準急の停車駅はこれまでと変わらず、淀屋橋から北浜、天満橋、京橋、守口市、萱島以遠の各駅で、守口市で普通と緩急接続を行う。上り準急は枚方市、丹波橋、三条で特急と緩急接続を行う。下りは三条での特急との緩急接続はなく、丹波橋、枚方市で緩急接続を行う。

6．普通

13031F

普通はダイヤ変更前は中之島〜出町柳間に毎時2本30分毎、中之島〜萱島間に毎時2本30分毎に運転されていた。2025年3月22日ダイヤ変更で、毎時5本12分毎の運転となり、準急が復活したこともあり、普通は全て中之島～萱島間の運転となった。

普通は守口市で準急と緩急接続を行う。全ての普通が萱島止まりとなったため、普通電車は全て4両編成で運転されるようになった。ダイヤ変更前は7両以上での運転だったので、1列車あたり3両減車されている。7両編成4本で1時間あたり28両で運転されていたものが、4両編成5本で1時間あたり20両で運転されるようになった。都合8両減車されたことになるが、フリークェントサービスはアップしているので、閑散時間帯には空いている車両を整理した形にも見える。とはいえ、下校時刻に差し掛かる15時以降などは座席を確保するのは難しい状況になっており、区間によっては混雑している。今後はワンマン運転を行っていくことになるが、余裕時分を持たさないと遅延を頻発することになるかもしれない。