JR宝塚線平日朝ラッシュ時ダイヤ【2023年3月18日改正】

223系M17丹波路快速大阪行き

1．概要

JR宝塚線平日朝ラッシュ時のピーク時間帯は7時30分から8時30分までの間で、最混雑区間は塚口〜尼崎間となっている。2021年度のデータでは、快速が輸送力9,759人に対して輸送人員が9,860人で、混雑率は101%となっている。普通が輸送力7,623人に対して輸送人員5,790人で、混雑率は76%となっている。

伊丹発7時台に丹波路快速3本、快速3本、東西線快速3本、普通3本、東西線普通2本が運転されている。伊丹発8時台には丹波路快速3本、東西線快速4本、普通3本、東西線普通3本が運転されている。普通のうち1本は大阪行きがあり、この電車は尼崎から外側線を走り塚本を通過する。特急こうのとりは尼崎発7時29分と8時32分の2本が運転されている。

2022年3月12日ダイヤ改正では、新三田～大阪間の快速1本と新三田～高槻間の普通1本が減便された。

2．2023年3月18日ダイヤ改正

2023年3月18日ダイヤ改正ではJR宝塚線平日朝ラッシュ時上りダイヤに大きな変化はなかった。

3．特急こうのとり

289系FH304特急こうのとり2号新大阪行き

特急こうのとりは尼崎着7時28分の2号と尼崎着8時32分の4号の2本が運転されている。2・4号ともに福知山からの運転で、黒井、柏原、谷川、篠山口、相野、新三田、三田、西宮名塩、宝塚、尼崎、大阪に停車する。基本停車駅に加えて、黒井、谷川、相野、新三田、西宮名塩にも停車して通勤輸送を行っている。

2号、4号ともに7両編成で運転されている。特急こうのとりは2022年3月12日ダイヤ改正で全車指定席となった。篠山口～大阪間の所要時間は2号が63分、4号が60分となっており、丹波路快速より10分以上速い。

4．丹波路快速

225系ML05丹波路快速大阪行き

丹波路快速は大阪着6時台に2本、同7時台に2本、同8時台に2本が運転されている。6時台の2本と7時台の1本は篠山口始発で、7時台の1本と8時台オ2本は福知山始発となっている。

丹波路快速の停車駅は新三田までの各駅、三田、西宮名塩、宝塚、中山寺、川西池田、伊丹、尼崎。223系、225系6両もしくは8両編成で運転されている。篠山口～大阪間の所要時間は73～74分で、特急よりも10分程度遅い。データイムの区間快速も72分程度かかっているので、停車駅が多い区間快速の所要時間と同じぐらいになっている。

篠山口以遠からの直通は全て丹波路快速で、平日朝ラッシュ時間帯では篠山口から大阪へ直通する列車は丹波路快速と特急こうのとりのみとなっている。

5．快速

225系MY02快速大阪行き

快速は尼崎着7時台に2本、8時台に2本が運転されている。7時台の2本と8時台の1本が新三田始発で、8時台に1本だけ篠山口始発が運転されている。7時台、8時台の新三田始発の快速は4本中3本が大阪行きとなっている。
快速も丹波路快速も停車駅は同じで、新三田までの各駅と三田、西宮名塩、宝塚、中山寺、川西池田、伊丹、尼崎となっている。
快速は223系、225系8両編成か207系、321系7両編成のどちらかで運転されている。新三田～大阪間の所要時間は48～50分となっている。

6．東西線快速

207系Z9快速木津行き

東西線直通の快速は尼崎発7時台に3本、8時台に3本が運転されている。7時台の3本と8時台の2本は篠山口始発で、8時台の最後の1本が新三田始発となっている。尼崎までは丹波路快速、快速と同じ停車駅で、新三田までの各駅と三田、西宮名塩、宝塚、中山寺、川西池田、伊丹、尼崎以遠東西線内は各駅に停車する。使用車両は全て207系、321系の7両編成で、4ドアロングシート車による運用となっている。

7．普通

207系T11普通長尾

普通は尼崎からJR京都線方面へ直通する普通と東西線に直通する普通が運転されている。尼崎着7時台には8本が運転されており、うち2本は塚口始発の東西線直通の普通となっている。塚口発以外は新三田始発で、JR京都線直通が草津行き1本、高槻行き2本が運転。JR東西線直通は京田辺行き2本、松井山手行き3本が運転されている。

尼崎着8時台には7本が運転されている。このうち1本が塚口始発の東西線経由四条畷行きで、その他は新三田始発となっている。JR京都線直通は高槻行き2本が運転。尼崎からJR神戸線外側線を走り大阪まで運転される普通が1本運転されている。大阪行きは外側線を走行するため塚本を通過する。JR東西線直通は長尾行き2本、四條畷行き1本、放出行き1本が運転されている。

8．区間別考察

207系T10快速大阪行き

【福知山～篠山口間】

福知山駅発時刻は、5時31分丹快、5時49分こうのとり2号、5時57分丹快、6時13分丹快、6時52分こうのとり4号。
福知山発5時31分から6時52分の間に特急2本、丹波路快速3本が運転。特急が停車する黒井、柏原、谷川では上記本数が利用できる。特急が停車しない駅は丹波路快速3本が大阪着7時51分から8時28分の間に3本が利用できる。

特急こうのとりは福知山から大阪まで1時間46分、丹波路快速は2時間15分～2時間20分かかる。丹波路快速は新三田まで各駅に停車するため、所要時間は長くなっている。

【篠山口～新三田間】

この区間では大阪着7時台、8時台に特急こうのとり2本、丹波路快速5本、快速5本が運転されている。
快速は全て東西線直通で、大阪行きは丹波路快速のみとなる。
特急はこの区間では相野、新三田に停車する。
篠山口～大阪間では特急こうのとり2号が63分、同4号が60分の運転で、丹波路快速を同区間73～75分で走っている。

【新三田～宝塚間】

尼崎着7時台に特急1本、丹波路快速2本、快速5本、普通5本、同8時台に特急1本、丹波路快速2本、快速5本、普通6本が運転。

快速は新三田始発が7時台に2本、8時台に2本運転され、7時台のうち1本は東西線直通で、他の新三田始発の快速は大阪行きとなっている。
普通は7時台の5本、8時台の6本ともに新三田始発で、このうち東西線直通は7時台が2本、8時台が4本となっている。

【宝塚～塚口間】

宝塚発時点では運転本数は新三田発と変わらない。宝塚始発は6時台には設定があるが、7時台と8時台前半までは設定がない。
この区間では特急は宝塚のみの停車で、丹波路快速、快速は中山寺、川西池田、伊丹に停車する。

【塚口～尼崎間】

塚口始発の東西線直通の普通が7時台に3本、8時台に1本運転されている。
尼崎到着時点では7時台に特急1本、丹波路快速2本、快速2本、東西線直通快速3本、普通3本、東西線直通普通4本の14本が運転。同8時台には特急1本、丹波路快速2本、快速2本、東西線直通快速3本、普通2本、東西線直通普通5本の15本が運転。