JR奈良線のデータイムダイヤは30分サイクルで運転されている。30分サイクルにみやこ路快速、奈良行き普通、城陽行き普通が各1本運転されている。1時間あたり6本の運転で、複線と単線が混在する路線としてはほぼ限界の運転本数と思われる。将来的にはJR藤森〜宇治間の複線化が完成するので、行楽期などには増発が容易になるだろう。以前計画されていた特急列車の運転も期待したいところだ。沿線には観光資源は有り余るほどあるので、趣向を凝らした車両を使用すれば、十分需要が見込めるのではないかと思う。
みやこ路快速は京都〜奈良間に30分毎の運転で、宇治で普通と緩急接続する。停車駅は京都から東福寺、六地蔵、宇治、城陽、玉水、木津、奈良。使用車両は221系で4両編成または6両編成で運転されている。京都〜奈良間の所要時間は下り44分、上り47分。上りは下りみやこ路快速との行き違いのため、棚倉に運転停車するため、所要時間が延びている。
普通は京都〜奈良間と京都〜城陽間の運転で、それぞれ30分毎の運転。毎時4本の運転だが、15分の等間隔にはなっていない。奈良行きは宇治でみやこ路快速と緩急接続する。使用車両は103系4両編成が基本で、一部列車は221系が使用される。今後は老朽化著しい103系の置き換えが課題となる。環状線への新車投入で余る201系で急場を凌ぐことも考えられるが、225系を本線に投入して、リニューアル改造された221系を持ってくる方が現実的かもしれない。