JR琵琶湖線~朝ラッシュ時ダイヤ【2014年3月15日改正版】

JR琵琶湖線では平日朝ラッシュ時京都着7時台に13本、同8時台に13本が運転されている。草津線から京都へ直通する普通を除いて、列車は全て京都から先大阪方面へ直通する。山科〜京都間では湖西線が乗り入れてくるため、増発がままならない状況が両線ともにある。
特急は朝ラッシュ時ピーク前に米原から大阪へ特急びわこエクスプレスが運転されている。同列車はかつてびわこライナーというホームライナーとして運転されていたが、2003年6月のダイヤ改正で、特急に格上げされた。ライナー時代は485系を使用し、特急化後は681系、683系を使用している。びわこエクスプレスの停車駅は米原から彦根、近江八幡、野洲、守山、草津、石山、大津、山科、京都、新大阪、大阪。特急にしては停車駅が多く、能登川、南草津、高槻に停まらないだけで、新快速と大差はない。通勤時の着席需要を考えた列車なので、停車駅が多いのも仕方がないだろう。しかし、米原発6時06分、大阪着は7時31分で所要時分は1時間25分で、データイムより遅いのは如何なものかと思う。ラッシュ時だから大幅なスピードアップは望めないにしても、特急料金を徴収する列車としては物足りない。JR西日本に限らず、私鉄も含めて各社がラッシュ時に有料の通勤特急を走らせているが、料金体系については再考して欲しいものだ。

681系びわこエクスプレス

朝ラッシュ時には関空特急はるかが、琵琶湖線から関空へのアクセス向上と大阪市内への通勤の便を図るため、延長運転されている。草津発1本、米原発2本が運転。草津発は関空発の早朝便へのアクセス列車で、草津発6時01分に設定されている。草津から石山、大津、山科、京都に停まる。他のはるかと違い山科にも停まるのが特徴だ。京都着7時42分の9号、京都着8時48分の13号が米原始発で運転されている。米原か新大阪までの停車駅は米原から彦根、近江八幡、野洲、守山、草津、石山、大津、京都、新大阪。はるかもびわこエクスプレス同様停車駅が多い。

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新快速は京都着7時台に5本、同8時台にも5本が運転されている。琵琶湖線直通以外に湖西線直通が7時台に1本運転されている。初発は米原発6時15分で、この列車が京都着7時12分で、以降15分に2本の割合で運転される。京都着8時14分までが15分に2本の運転で、それ以降は15分に1本の運転となる。新快速の停車駅はデータイムと同じで、米原までの各駅、彦根、能登川、近江八幡、野洲、守山、草津、南草津、石山、大津、山科、京都、高槻、新大阪、大阪。以前は高槻に停まらなかったが、現在は終日同じ停車駅で運転されている。
京都着7時台は米原から2本、米原経由の敦賀始発が2本、野洲から1本が運転されている。京都着8時台は米原から1本、近江塩津から1本、長浜から2本が運転される。新快速の米原〜京都間の所要時間は57〜59分で、データイムの53分より4〜6分遅い。停車駅は同じなので、停車時分延と普通の頭打ちが原因だろう。ラッシュ時間帯は野洲以東からの運転が多く、フリークェントサービスを提供している。その反面、野洲、草津などの始発列車が少なく着席サービスを提供できていない。座りたければ金を払って特急に乗れということなのかもしれないが、野洲や草津で増結するなどして着席サービスも提供して欲しいものだ。

V2

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琵琶湖線内各駅に停まる快速は、京都着7時台に米原発3本、野洲発1本、安土発2本、柘植発1本が運転されている。京都着8時台は大垣発3本、米原発2本が運転されている。快速も米原以遠からの運転が多いが、安土始発が2本あるのが特徴だ。これは近江八幡からの利用に配慮した列車で、国鉄時代やJR発足当初は安土発着の快速が多く見られた。草津線柘植発の直通快速も1本だけ残存している。以前は草津で野洲始発の快速と併結作業を行っていたが、今は単独運転となっている。快速は琵琶湖線内各駅に停まり、京都から快速運転を行う。なお、便宜上快速としているが、実際には京都までは普通の表示で運転されている。
普通は草津線柘植発京都行きが、7時台に1本、8時台に1本運転されている。また、8時台には、野洲発京都行きの普通も1本運転されている。

207系S21普通草津

S21

  

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