阪急京都線平日夕方ラッシュ時ダイヤ【2022年12月17日ダイヤ改正】

9301F準特急京都河原町

1.概要

阪急京都線平日夕方ラッシュ時ダイヤは20分サイクルで運転されている。20分サイクルに準特急2本、準急が1本、堺筋準急が1本、高槻市行き普通2本、北千里行き普通1本、天下茶屋発茨木市行き普通が1本運転されている。大阪梅田〜淡路間の運転本数はデータイムと同じ18本で、淡路〜茨木市間では21本が運転されている。

1310F準急京都河原町

2.2022年12月17日改正

同改正により種別変更を伴う大改正が行われた。改正前は20分サイクルに通勤特急1本、快速急行1本、快速1本、堺筋準急1本、普通京都河原町行き1本、普通高槻市行き1本、普通北千里行き1本、天下茶屋発茨木市行きの普通1本が運転されていた。運転本数は現在と変わらず、大阪梅田〜淡路間18本、淡路〜茨木市間21本が運転されていた。

通勤特急、快速急行は準特急に統合され、準特急が大阪梅田〜京都河原町間に10分毎の運転となった。これにより、通勤特急は平日夕方ラッシュ時以降の運転はなくなった。快速は準急に置き換わり、準急は堺筋準急と合わせて淡路〜京都河原町間では10分毎の運転となった。これに伴い、高槻市以東で普通の本数が削減されて、データイムと同じ準急が10分毎の運転となった。普通は大阪梅田発が高槻市止まりとなり、堺筋準急と淡路で連絡する大阪梅田発北千里行きは従来通り20分毎に運転されている。天下茶屋発茨木市行きの普通も従来通りの運転で、淡路で準特急に連絡する。

7305F準特急京都河原町

3.準特急

準特急はダイヤ改正により快速急行からの種別変更で誕生した。停車駅は快速急行と同じくで、大阪梅田から十三、淡路、茨木市、高槻市、長岡天神、桂、西院、大宮、烏丸となっている。快速急行の置き換えに加えて、通勤特急の置き換えも行われ、平日夕方ラッシュ時には10分毎に運転されている。上り大阪梅田では2号線から発着しており、通勤特急、快速急行時代を踏襲している。9300系が中心に運用されているが、1300系、7300系、8300系なども運用されている。快速急行時代と同様に淡路では堺筋線直通の普通茨木市行きと連絡する。2022年12月17日ダイヤ改正から女性専用車の設定が通勤特急のみとなったので、準特急には女性専用車の設定はない。

夕方ラッシュ時前半には茨木市始発の京都河原町行きの準特急が1本新設された。平日朝ラッシュ時にも茨木市始発の準特急が設定されているが、これは9300系運用固定化の一環と思われ、2024年度からの有料車両導入に備えた運用だろう。

7323F堺筋準急京都河原町

4．準急

準急は大阪梅田発と堺筋線天下茶屋発の堺筋準急が運転されている。ダイヤ改正前は大阪梅田発は17時台のみの運転で、18時以降は快速が運転されていた。ダイヤ改正により快速が準急に置き換わったため、18時以降も大阪梅田発の準急が運転されるようになった。18時台、19時台は大阪梅田～京都河原町間の準急が20分毎、天下茶屋～京都河原町間の堺筋準急が20分毎の運転となっている。
大阪梅田発の準急は淡路では千里線普通との連絡はない。堺筋準急は従来通り淡路で大阪梅田発の普通北千里行きと連絡する。茨木市では普通と緩急接続し、高槻市と長岡天神で準特急と緩急接続する。

1310F普通高槻市

5．普通

普通は大阪梅田～高槻市間に6本、大阪梅田～北千里間に3本、天下茶屋～茨木市間に3本が運転されている。ダイヤ改正で快速が準急に置き換わり高槻市以東の各駅停車は準急が主体になり、高槻市以東へ運転される普通は減少している。通勤特急の廃止により淡路で待避する普通はなくなった。北千里行き普通は淡路で堺筋準急と連絡する。天下茶屋発普通茨木市行きは淡路で準特急と連絡し、正雀で堺筋準急と準特急の2本待避を行う。高槻市行き普通は茨木市で準急、準特急の2本待避を行う。