1.概要
門司港レトロ観光線は九州鉄道記念館と開門海峡めかりを結ぶ2.1kmの観光路線である。北九州市が線路を保有し、平成筑豊鉄道が列車の運行を行う第2種鉄道事業者となっている。鹿児島線の貨物支線などを北九州市が買い取り観光路線と復活させた。冬場は運休となるが、春から秋にかけてのシーズンにはトロッコ列車が運転され、門司周辺の観光列車として親しまれている。
2.路線ガイド
九州鉄道記念館駅はJR九州が運営している九州鉄道記念館とJR門司港駅の中間に位置している。JR九州が駅名の命名権を購入して同駅名となった。貨物線時代はJR門司港駅の構内と線路がつながっていたが、現在は分断されている。駅員やボランティアが配置されており、切符の販売や利用者の乗車整理を行っている。ホームは狭いので、行楽客が殺到する休日にはホーム外に行列ができるため、係員による整理が必要となっている。
九州鉄道記念館駅を出ると国道198号線と交差する踏切を渡る。門司港の街並みを見ながらゆっくり走り、左手に門司港を見て、海峡プラザやレトロスクエアセンタービルを見ながら走り1面1線の出光美術館駅に着く。出光美術館駅は関門海峡めかり寄りにあり、同美術館が駅名の命名権を購入して同駅名となった。ここからは門司港のレトロ地区と言うより普通の住宅街の裏手を走る。門司港地区を抜けて左手に関門海峡を望みながらしばらく走るとノーフォーク広場駅に着く。同駅もネーミングライツにより命名されており、(有)まんねん亀が購入して命名している。また、レストランら・むゑっと入口の副名も付けられている。駅の目の前に関門海峡が広がる風光明媚な場所だが、駅周辺には有名な観光地はない。
- 九州鉄道記念館
- 九州鉄道記念館
- 九州鉄道記念館
- 九州鉄道記念館
- 出光美術館
- 出光美術館
- 出光美術館
- 出光美術館
ノーフォーク広場を出ると古城山の裾野をトンネルで抜ける。トンネルに入ると客車の天井に関門海峡の海の生き物が浮かび上がる。トンネルを抜けると背後に関門道のめかりPA、左手に関門橋を望む。和布刈塩水プールを左手に見て、右にカーブしながら終点の関門海峡めかり駅に到着する。駅の隣にはめかり駅総合案内所があり、ここで乗車券等を販売している。駅前は広場になっており、めかり絶景バスも発着している。また、門司港寄りにはEF30とオハフ33が保存されており、オハフ33は同線営業日に限り、休憩室、喫茶室として営業を行っている。同駅から先も線路が延びており、瀬戸町車庫まで回送列車が走る。
- ノーフォーク広場
- ノーフォーク広場
- ノーフォーク広場
- ノーフォーク広場~関門海峡めかり
- 関門海峡めかり
- 関門海峡めかり
- 関門海峡めかり
- 関門海峡めかり
- 関門海峡めかり
- 関門海峡めかり
- 関門海峡めかり
- 関門海峡めかり
- 関門海峡めかり
※沿線撮影日2010年8月8日