【関西各駅探訪第963回】近鉄吉野線市尾駅

市尾

【特急は通過するが行き違い設備を持つ駅】

近鉄吉野線市尾駅は奈良県高市郡高取町にある。吉野線内各駅に停まる急行が停車する。北側には民家や田畑があり、南側は集落が点在し、その向こう側には山がある。駅名になっている市尾の集落は南西側にある。電車はデータイム大阪阿部野橋直通の急行が毎時2本30分毎に運転されている。平日朝ラッシュ時上り橿原神宮前方面行き7時台に急行3本、普通1本が運転されている。平日夕方ラッシュ時下り19時台には急行2本、普通2本が運転されている。

市尾

市尾駅は1923年12月5日に吉野鉄道吉野口〜橿原神宮前間開通とともに開業した。1929年8月1日に会社合併により大阪電気軌道吉野線の駅となった。1941年3月15日に会社合併により、関西急行鉄道の駅となった。1944年6月1日に近畿日本鉄道の駅となった。2007年4月1日からPITAPAなどICカードの利用が可能になった。

市尾

駅構内は対向式ホーム2面2線の行き違い駅で、ホーム有効長は21m級車両4両分ある。

市尾

上下ホーム間には構内踏切が設置されている。

市尾

改札は1ヶ所で、駅北側にある。無人化されており、ICカードリーダーと自動券売機が設置されている。

市尾

出口も1ヶ所で、北側に出られる。駅前には駐輪場があるが、周辺の道路は狭く、バスの乗り入れはない。

市尾

駅前に昔ながらの万屋のような店舗があるが、それ以外は民家が建ち並んでいる。

市尾 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2016年度 262 185 77 70.5%
2006年度 404 305 100 75.4%
対06年度比 64.9% 60.7% 77.6%

市尾駅の2016年度1日あたりの乗車人員は262人で、うち定期利用者は185人となっている。定期比率は70.5%で、7割強が定期利用者となっている。10年前の2006年度と比較すると全体で35.1%減、定期利用者は39.3%減、定期外利用者は22.4%減となっている。

  

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