【関西各駅探訪第1474回】南海高野線上古沢駅

上古沢

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【災害もあり棒線化された秘境駅】

南海高野線上古沢駅は和歌山県伊都郡九度山町にある。橋本以南各駅に停まる快速急行以下の列車が停車する。現在は大半が橋本〜極楽橋間の区間運転が主体のため、快速急行や急行の運転は少ない。電車はデータイムに毎時1〜2本の運転で、昼間の閑散時間帯は毎時1本の運転となっている。朝夕も毎時2本程度の運転となっている。

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上古沢駅は1928年(昭和3年)6月18日に高野山電気鉄道高野下〜神谷間開通とともに開業した。1947年(昭和22年)3月15日に社名変更により、南海電気鉄道の駅となった。2000年(平成12年)10月に駅業務を子会社の南海ビルサービスに委託した。2009年(平成21年)2月6日に紀伊清水駅、学文路駅、九度山駅、高野下駅、下古沢駅、紀伊細川駅、紀伊神谷駅、極楽橋駅、高野山駅、紀ノ川橋梁、丹生川橋梁、鋼索線とともに近代化産業遺産(高野山参詣関連遺産)に指定された。2017年(平成29年)10月22日に台風21号の影響により当駅の難波方構内で道床流出及び地すべりが発生し、高野下〜極楽橋間が運転見合わせ。橋本〜高野山間でバス代行輸送を実施。

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2018年(平成30年)2月28日に線路故障から早期再開するため、上りホームの使用を休止し、現下りホームに上下列車を発着させ、当駅の行き違い機能を隣の下古沢駅に移設することを発表された。3月31日に線路故障の復旧工事が完了し、始発から高野下〜極楽橋間の運転を再開した。列車行き違い機能を下古沢駅に移設し、上りホームの使用を休止した。また、同日より終日駅係員無配置となった。

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駅構内は地上ホーム1面1線で、ホーム有効長は16m級車両4両分ある。

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2面2線だった時代のホームは残っているが、線路は剥がされている。

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ホームの橋本方は土砂崩れの際の復旧のためコンクリートで固められている。

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ホームから改札へは従来通り構内踏切を渡る必要がある。

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改札は1ヵ所で無人化されている。ICカード対応の自動改札機、自動券売機が設置されている。

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インターホンが設置されており、遠隔にいる係員とやり取りができる。

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出口は1ヵ所で駅西側に出られる。山岳地帯にあるため駅は急斜面にあり、集落などがある地上へは駅からは坂道を下りていかなければならない。

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