【かつては呉越同舟も今は同士となった】
阪神本線今津駅は兵庫県西宮市にある。快速急行、急行が停車する駅で、平日朝ラッシュ時には区間特急も停車する。阪急今津線と連絡しており、両線を乗り継ぐ旅客は多い。電車はデータイムに毎時快速急行3本、急行3本、普通6本が停車する。平日朝ラッシュ時上り7時台には区間特急4本、区間急行1本、普通5本が停車する。平日夕方ラッシュ時下り18時台には急行6本、普通6本が停車する。
今津駅は1926年(大正15年)12月19日に阪急今津線との接続駅として阪神電気鉄道本線に今津駅が開業した。同時にそれまでの今津駅は久寿川駅に改称された。1949年(昭和24年)12月13日に阪急今津線暴走事故が発生した。1995年(平成7年)
1月17日に発生した阪神・淡路大震災発生により営業を休止した。同年1月26日に甲子園~青木間運転再開により、営業を再開した。1998年(平成10年)5月30日に下り線のみ高架駅へ切り替えられた。2001年(平成13年)3月3日に上り線も高架化され、高架駅へ切替が完了した。同年3月10日ダイヤ改正で、それまでも一部時間帯に行われていた阪神の快速急行・急行停車の時間帯が拡大し、快速急行は全列車停車、急行は平日夕方以降と土曜・休日終日の停車となった。2009年(平成21年)3月20日ダイヤ改正で、快速急行と急行の停車時間帯が見直され、急行は全列車停車になり、快速急行は土休日のみの停車となった。平日朝ラッシュ時上りのみ運転の区間特急が停車するようになった。2019年(平成31年)3月に大阪側へホーム延伸され、21m級車両8両編成まで停車可能になった。2020年(令和2年)3月16日ダイヤ改正で、平日データイムの快速急行が停車するようになり、土休日の快速急行は8両編成で運転されるようになった。
駅構内は高架ホーム2面2線で、ホーム有効長は快速急行停車のため21m級車両8両分ある。
ホームから改札があるコンコースへはエレベータ、エスカレータが設置されている。
改札は1ヶ所で有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。
出口は2ヶ所で南北に出られる。出口以外に屋根付きの連絡通路があり、阪急今津駅と繋がっている。
北口にはロータリーがありタクシー乗り場がある。阪急今津駅側に阪神バスのバス停があるが、ロータリーへの乗り入れはない。
南口には車が止められるスペースがあるが、周辺は飲食店などが建ち並んでおり、周辺の道路はあまり広くない。
駅高架下には店舗があり、西側には駐輪場が整備されている。
今津 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2018年度 | 16,893 | 8,671 | 8,222 | 51.3% |
2008年度 | 11,849 | 6,178 | 5,671 | 52.1% |
対08年度比 | 142.6% | 140.4% | 145.0% |
今津駅の2018年度1日あたりの乗車人員は16,893人で、うち定期利用者は8,671人となっている。定期比率は51.3%となっている。阪神本線では6番目に乗車人員が多い。10年前の2008年度と比較すると全体で42.6%増、定期利用者は40.4%増、定期外利用者は45.0%増となっており、大幅に利用者が増加している。