【近くをJR和歌山線が走るが連絡する駅はない】
近鉄吉野線薬水駅は奈良県吉野郡大淀町にある。やくすいではなく、くすりみずと読む。吉野線内各駅に停車し大阪阿部野橋まで直通する急行が停車する。近くにJR和歌山線が走っているが、連絡駅はない。電車はデータイムに急行が毎時2本運転されている。全て大阪阿部野橋に直通する。平日朝ラッシュ時上り6時台には急行3本、普通1本が運転されている。平日夕方ラッシュ時下り19時台には急行3本、普通1本が運転されている。薬水駅は1924年2月7日に吉野鉄道吉野口~下市口間に新設開業した。1929年8月1日に大阪電気軌道が吉野鉄道を合併し、大阪電気軌道吉野線の駅となった。1941年3月15日に会社合併により関西急行鉄道の駅となった。1944年6月1日に会社合併により近畿日本鉄道の駅となった。2007年4月1日にPITAPAなどICカードの利用が可能になった。
駅構内はホーム1面1線で、山を背にした高台に駅があるため、地上へは坂道を下りていく必要がある。
ホーム有効長は21m級車両4両分ある。
改札は無人で、ICカードリーダーが設置されているだけで、自動改札機、自動券売機の設置はない。
出口は1ヵ所で、坂道を下りて地上に下りる形になっている。結構急な坂道でバリアフリーに対応しているとは言えない。
駅近くをJR和歌山線が走っているが、線路は木々に遮られてあまりよく見えないが、電車が通るとその姿を確認できる。
薬水 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2017年度 | 80 | 36 | 44 | 44.9% |
2007年度 | 84 | 56 | 28 | 67.0% |
対07年度比 | 94.9% | 63.6% | 158.2% |
薬水駅の2017年度1日あたりの乗車人員は80人で、うち定期利用者は36人となっている。定期比率は44.9%で、定期利用者は50%を割っている。10年前の2007年度と比較すると全体で5.1%減、定期利用者は36.4%減、定期外利用者は58.2%増となっている。