【山間に佇む南山城村の中心駅】
JR関西本線大河原駅は京都府南山城村にある。京都の南部にあり、奈良や三重との府県境付近にある。南山城村では次の月ケ瀬口付近に大きな集落があるが、村役場へは当駅の方が近い。とは言え、駅周辺は山に囲まれ、南には木津川が流れる狭隘な地にあり、駅周辺の人口は少ない。列車は終日毎時1本の運転で、単行もしくは2両編成の気動車で運転されている。大河原駅は1897年11月11日に関西鉄道上野(現在の伊賀上野)~加茂間が開通した時に開業した。1907年10月1日に国有化された。1909年10月2日に線名制定により関西本線の駅となった。
駅構内は対向式ホーム2面2線で、ホーム有効長は2両分以上ある。
上下ホーム間には陸橋があるが、エレベータの設置はなくバリアフリーには対応していない。
改札は無人化されており、自動改札機、自動券売機の設置はなくICカードの利用はできない。
待合室はあるが、施錠されている時間帯があり、いつでも利用できるわけではない。
出口も1ヶ所で駅南側に出られる。南側には府道82号線が走っており、その向こうに木津川が流れているため、駅周辺は非常に狭い。
大河原 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2018年度 | 44 | 36 | 8 | 81.3% |
2008年度 | 93 | 77 | 16 | 82.4% |
対08年度比 | 47.2% | 46.6% | 50.1% |
大河原駅の2018年度1日あたりの乗車人員は44人で、うち定期利用者は36人となっている。定期比率は81.3%で、定期利用者が8割強を占めている。10年前の2008年度と比較すると全体で52.8%減、定期利用者は53.4%減、定期外利用者は49.9%減となっている。