【関西各駅探訪第1090回】京福電気鉄道嵐山本線嵐山駅

嵐山

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【駅構内に足湯もある嵐山観光の拠点の一つ】

京福電気鉄道嵐山本線嵐山駅は京都市右京区にある。京都嵐山観光の拠点の一つで、渡月橋や嵯峨野にも近く、阪急嵐山駅、JR嵯峨嵐山駅よりも嵐山の中心部に位置している。阪急嵐山駅は同じ嵐山駅だが、少し離れた位置にあり、渡月橋を渡って、さらに東にずれた位置にある。JR嵯峨嵐山駅の方が近いが、JRに乗り換えるなら、一つ手前の嵐電嵯峨で降りた方が断然近い。電車はデータイム毎時6本10分毎の運転で、平日朝ラッシュ時7時台には11本が運転されている。平日夕方ラッシュ時19時台には8本が運転されている。

嵐山

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嵐山駅は1910年3月25日に嵐山電車軌道の駅として開業した。1918年4月2日に会社合併により嵐山電鉄の駅となった。1929年4月12日には駅が移転し、当駅から清滝まで愛宕山鉄道が開業した。1942年3月2日に路線継承により京福電気鉄道の駅となった。1944年12月11日に愛宕山鉄道が廃止された。1974年10月1日に女性専用ホテルである嵐山レディースホテルを駅に設けた。2002年6月15日に嵐山レディースホテルの営業が終了した。同年10月26日に商業施設嵐山駅はんなり・ほっこりスクエアが開業した。2004年9月18日に駅構内に駅の足湯を開設した。2007年10月に駅が全面改装された。2013年3月15日に改札口が撤去され、ホーム上屋延長、トイレ改修などが行われた。

嵐山

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駅構内はホーム3面3線の頭端式ホームになっており、嵐電の車両2両が停まれるホーム有効長がある。

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1番線には降車専用ホームがある。

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1・2番線が主に使用され、3番線は行楽シーズンに運転される北野線直通電車が発着するぐらいである。

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1・2番線ホームの嵐電嵯峨方にはホームに嵐山温泉の湯を引いた駅の足湯が設置されている。

嵐山

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ホーム先端は駅ビルの下にあり、粧業施設嵐山駅はんなり・ほっこりスクエアができてから、土産物などが販売され、にぎやかになった。

嵐山

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改札はなくなり、車内精算を行う。出口は以前改札があった西口がメインとなっている。

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改札がなくなり、東口も設置され、嵐電嵯峨側からも外に出られるようになった。

嵐山

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西口の駅前は嵐山観光の中心地で、土産物屋や飲食店などが建ち並び、南側には渡月橋がある。

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北側は嵯峨野へ続いており、JR嵯峨野線も近くを走っている。

嵐山 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2016年度 2,348 220 2,128 9.4%
2006年度 2,001 134 1,867 6.7%
対06年度比 117.4% 164.9% 114.0%

嵐山駅の2016年度1日あたりの乗車人員は2,348人で、うち定期利用者は220人となっている。定期比率は9.4%で、定期利用者は10%弱となっている。10年前の2006年度と比較すると全体で17.4%増、定期利用者は64.9%増、定期外利用者は14.0%増となっている。

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