【関西各駅探訪第1021回】JR加古川線西脇市駅

西脇市

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【かつては野村駅として鍛冶屋線を分岐していた】

JR加古川線西脇市駅は兵庫県西脇市駅にある。国鉄時代は野村駅で、当駅で分岐していた鍛冶屋線内に西脇駅があった。JR発足後、西脇駅があった鍛冶屋線が廃止されて、野村駅から西脇市駅に改称された。電車は当駅以北と以南で大きく本数が変わり、以南は毎時1本程度の運転で、朝には2本運転される時間帯もある。以北については1日9往復の運転で、3時間程度間隔が開く時間帯もある過疎ダイヤになっている。
西脇市駅は1913年10月22日に播州鉄道の滝停留所〜西脇間に野村駅として開業した。1923年12月21日に播丹鉄道の駅となった。1924年12月27日に当駅から谷川までの路線が開通した。1943年6月1日国有化されて、国鉄加古川線、国鉄鍛冶屋線の駅となった。1987年4月1日に分割民営化によりJR西日本の駅となり、1990年4月1日に鍛冶屋線が廃止になり、西脇駅がなくなったこともあり、野村から西脇市駅に改称されて西脇市の中心駅になった。2004年12月19日1500V直流電化が完成した。2016年3月26日からICカードの利用が可能になった。

西脇市

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駅構内はホーム2面3線で、ホーム有効長は6両分ぐらいあるが、4両編成が最大となっている。

西脇市

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データイムには谷川方面行きと加古川方面行きが当駅で系統分離されており、谷川方面行きは駅舎がある1番線で折り返すことが多い。

西脇市

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改札は1ヶ所で有人改札になっている。ICカードリーダーが設置されており、ICカードが利用できるが、当駅から谷川までの間はICカード利用はできないので注意が必要だ。

西脇市

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みどりの窓口も設置されており、新幹線の切符や定期券なども購入できる。

西脇市

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出口は1ヶ所で、東側に出られる。三角屋根の駅舎が特徴になっている。

西脇市

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駅前にはロータリーがあり、神姫バスや神姫グリーンバス、西脇市コミュニティバス、多可町コミュニティバスが発着している。この他に近くの停留所から西日本ジェーアールバスの中国ハイウェイバスも発着している。

西脇市 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2017年度 781 574 207 73.5%
2007年度 641 407 234 63.5%
対07年度比 121.8% 141.0% 88.5%  

西脇市駅の2017年度1日あたりの乗車人員は781人で、うち定期利用者は574人となっている。定期比率は73.5%で、7割強が定期利用者となっている。10年前の2007年度と比較すると全体で21.8%増、定期利用者は41.0%増、定期外利用者は11.5%減となっており、定期利用者が伸びて、定期外利用者が落ち込んでいる。

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