【鈴鹿線の終点は鈴鹿市の中心駅】
近鉄鈴鹿線平田町駅は三重県鈴鹿市にある。近鉄鈴鹿線の終点で、鈴鹿市の中心部にあり、同市の中心駅と言える白子や鈴鹿市よりも駅周辺は賑やかである。駅周辺には鈴鹿市の中心となる中央道路が走り、飲食店やビジネスホテルも多く、西側にはイオンモール鈴鹿もあり、その東側には本田技研鈴鹿製作所があり、鈴鹿市の経済の屋台骨となっている。電車はデータイム毎時2本30分毎の運転。平日朝ラッシュ時8時台には4本が運転されている。平日夕方ラッシュ時17時台から19時台にも毎時4本が運転されている。かつては四日市から直通の急行も運転されていたが、現在は線内運転の普通のみとなっている。
平田町駅は1963年4月8日に鈴鹿線鈴鹿市から当駅までの延伸とともに開業した。2007年4月1日からICカードの利用が可能になった。2012年10月26日から自動改札機の供用を開始した。
駅構内はホーム1面1線で、1面2線にできる構造になっているが、線路は1本しか敷かれていない。ホーム有効長は21m級車両4両分ある。
駅舎はホーム先端部にあり、ホームから改札へはスロープが設置されている。
改札は1ヵ所で有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。
出口は1ヵ所で駅南側に出られる。
駅前にはロータリーが整備され、三重交通や鈴鹿市コミュニティバスの路線バスが乗り入れている。
ロータリーの南側には中央道路が走っており、これを西へ向かうとイオンモールや本田技研があり、さらに鈴鹿川を渡って県道637号線を北へ進んでいくと東名阪自動車道の鈴鹿インターに行ける。イオンモール付近からサーキット道路を南下すると鈴鹿サーキットもあり、F1グランプリ開催時には付近の道路は混みあい、駅周辺のホテルも満室になる。
平田町 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2017年度 | 3,334 | 2,341 | 993 | 70.2% |
2007年度 | 3,185 | 2,273 | 912 | 71.4% |
対07年度比 | 104.7% | 103.0% | 108.9% |
平田町駅の2017年度1日あたりの乗車人員は3,334人で、うち定期利用者は2,341人となっている。定期比率は70.2%で、定期利用者が7割ちょっととなっている。10年前の2007年度と比較すると全体で4.7%増、定期利用者は3.0%増、定期外利用者は8.9%増となっており、微増している。