近鉄橿原線ダイヤ【2021年7月3日変更】

22124F2連特急京都

1.概要

近鉄橿原線ダイヤは特急、急行、普通の3種別で構成されている。特急は京都〜橿原神宮前間の基本系統に加えて、大和八木から大阪線に入り、鳥羽、賢島へ運転される京伊特急も運転されている。
急行は京都〜橿原神宮前間の基本系統が中心で、朝夕には天理線直通の列車も運転されている。
普通も京都、大和西大寺〜橿原神宮前間の基本系統中心の運転で、以前は天理線普通も平端から大和西大寺まで直通していた。2021年7月3日ダイヤ変更で、天理線普通の直通が大幅に削減されて、基本系統中心の運転の傾向がさらに強くなった。

2.2021年7月3日ダイヤ変更

平日ダイヤで、大和西大寺発11時台か20時台と天理発12時台から20時台で、大和西大寺まで直通していた電車を天理線内折り返し運転に変更した。土休日ダイヤでは大和西大寺発10時台から21時台と天理発9時台から21時台がその対象となる。

3.データイムダイヤ

60分サイクルに特急2本、急行2本、普通3本が運転されている。いずれも大和西大寺から橿原神宮前までの運転となっている。

特急は京都から橿原神宮前までの京橿特急が中心で、朝夕には伊勢志摩方面への京伊特急も運転されている。閑散時間帯は京橿特急のみが運転される。大和西大寺、橿原神宮前発時点では30分毎の等間隔になっている。特急の橿原線内の停車駅は大和西大寺から西ノ京、大和八木で、西ノ京は10時台から15時台の列車が停車となり、その他の時間帯は通過となる。
使用車両は汎用特急車で4両編成を中心に、平日昼間には2両編成も運転されている。2021年7月3日ダイヤ変更で、車両運用が見直されて、22000系や22600系が主体で運用されている。

西ノ京に停車中の22653F2連特急

急行は京都から橿原神宮前までの運転で、大和西大寺、橿原神宮前発の時点で概ね30分毎の運転となっている。橿原線内の急行の停車駅は大和西大寺から近鉄郡山、平端、田原本、大和八木、八木西口、畝傍御陵前。下り大和西大寺発10時台から15時台までと上り橿原神宮前発10時台から15時07分までの間の列車は西ノ京にも停車する。急行は全て6両編成で運転されている。2021年7月3日ダイヤ変更で近鉄京都線に4両急行が登場したが、京奈系統のみで、京橿系統の急行には4両急行はまだ登場していない。

普通は京都、大和西大寺～橿原神宮前間に毎時3本運転されている。以前はこれに加えて大和西大寺～天理間の普通が運転されていたが、2021年7月3日ダイヤ変更で、天理線内折り返し運転となったため、全線にわたって毎時3本の運転となった。特急、急行と普通では運転パターンが異なるため、平端で特急、急行を待避する電車としない電車がある。このため毎時3本の運転だが、等間隔にはなっていない。

8916F普通橿原神宮前

8926F普通新田辺

22654F特急橿原神宮前

4.平日朝ラッシュ時ダイヤ

橿原神宮前発6時台に特急1本、急行4本、普通3本、同7時台には急行4本、普通5本が運転されている。これに加えて6時台、7時台に各1本京伊特急が大和八木から加わる。平端からは天理線からの直通も加わり、平端発6時台には急行5本、普通4本が運転されている。急行1本、普通1本が天理線からの直通となっている。平端発7時台には急行4本、普通8本が運転され、急行は全て橿原神宮前始発、普通は4本が天理線直通となっている。

特急は橿原神宮前発は6時57分、8時24分、8時55分の3本が運転されている。大和八木発6時22分に名張発の京伊特急、同7時48分には松阪発の京伊特急が運転されている。橿原線内の停車駅は大和八木のみで、ラッシュ時間帯は西ノ京には停車しない。

急行は橿原神宮前発6時04分、6時23分、6時37分、6時48分、7時05分、7時21分、7時35分、7時50分に運転されている。7時50分発のみが大和西大寺行きで、それ以外は全て京都行きとなっている。天理線直通の急行は天理発6時42分、8時35分の2本が運転されており、いずれも京都行きで運転されている。急行の停車駅は橿原神宮前から畝傍御陵前、八木西口、大和八木、田原本、平端、近鉄郡山、大和西大寺で、ラッシュ時間帯は西ノ京を通過する。

普通は橿原神宮前発6時09分、6時26分、6時43分、7時00分、7時13分、7時26分、7時39分、7時55分に運転されている。6時43分、7時13分ヶ新田辺行きで、6時09分、6時26分、7時00分、7時39分は京都行きとなっており、それ以外は大和西大寺行きとなっている。天理発は6時55分、7時09分、7時21分、7時30分、7時58分、8時16分、8時51分が橿原線直通となっている。7時21分発が大和西大寺行き、7時09分と7時58分が新田辺行きで、それ以外は京都行きで運転されている。

8728F急行天理

5.平日夕方ラッシュ時ダイヤ

大和西大寺発17時台から19時台までの間は、1時間あたり特急2本、急行3本、普通4本が運転されている。特急は橿原神宮前行きが基本で、大和西大寺発17時43分のみ鳥羽行きとなっている。急行は大和西大寺発毎時11分のみ天理行きで、同26分、56分発は橿原神宮前行きとなっている。普通は全て京都線からの直通で、全て橿原神宮前行きとなっている。

6.平日夜間ダイヤ

大和西大寺発20時台には特急2本、急行2本、普通4本が運転されている。夕方ラッシュ時ダイヤから急行天理行きがなくなった形になっている。21時台には特急2本、急行1本が運転されている。普通は4本が運転され、1本は天理行きとなっている。22時台は急行2本、普通5本が運転されている。急行は全て橿原神宮前行きで、大和西大寺発22時40分の列車が最終となる。普通は22時16分発のみが天理行きでそれ以外は全て橿原神宮前行きとなっている。23時台は普通のみの運転で、3本が運転されている。23時13分のみ天理行きで、23時26分、23時47分発が橿原神宮前行きで、23時47分発が橿原神宮前方面への最終となる。0時台は2本が運転されいずれも天理行きとなっている。0時02分と0時20分の2本が運転され、0時20分の天理行きが最終電車となる。上り最終は橿原神宮前発23時42分の普通新田辺行きとなっている。