近鉄名古屋線富吉~近鉄四日市間ガイド【名四間など近郊輸送を担う】

5108F急行伊勢中川

5108F急行伊勢中川

2.近鉄名古屋線富吉~近鉄四日市間路線ガイド

富吉を出ると、善太川を渡って弥富市に入って2面2線の佐古木となる。このあたりから再びJR関西本線が近づいてくるが、八田付近のように完全にぴったり並行するのではなく、この辺りでは間隔を開けて並行して走っている。近鉄弥富は2面4線の急行停車駅で、急行と準急、普通が緩急接続を行っている。北側にはJRと名鉄の弥富があり、徒歩で連絡できる範囲にある。駅の南側に市役所があり、市街地が広がっているが、近年は北側にイオンのショッピングセンターなどができて、JR側も発展してきている。

近鉄弥富を出るとJRと国道1号線と並んで木曽川を渡る。三重県桑名市に入り、木曽川と長良川の中洲に近鉄長島がある。ホーム2面2線で、北側にはJR長島があり、一応長島温泉スパランドへの最寄駅となっているが、南へ5キロ以上離れている。特急はおろか急行も停車しないので、長島温泉へのアクセスとしての機能はほとんどない。長良川、揖斐川を渡り、関西本線とともに左に90度カーブして南を向いてしばらく走り関西本線をアンダーパスして近鉄が西側に出て、築堤から下りて2面3線の桑名に着く。桑名はJRとの共同駅で、2007年9月30日まで近鉄の路線だった養老鉄道も発着している。1~3番線がJR関西本線、4番線が養老鉄道、5番線は欠番で6~8番線が近鉄名古屋線となっている。駅の東側南端からは北勢鉄道も発着しており、同鉄道は西桑名駅となっており、各線の駅とは一線を画している。2020年8月30日に橋上駅舎が完成して養老鉄道と改札が分離された。

桑名を出るとJR関西本線、三岐鉄道北勢線と並んで走り、北勢線が築堤に上がって、近鉄、JRの線路を乗り越して分かれていく。北勢線の下をくぐって、国道421号線と交差して1面3線の益生となる。下り線のみ通過線があり、ホームは上下線共用の島式ホームになっている。下り列車は待避線に進入する形でホームに入る。駅の北西側に北勢線の馬道があるが、乗り換え駅ではない。国道258号線と交差して、員井川を渡って、JR関西本線を跨いで同線と分かれて2面2線の伊勢朝日となる。朝日町の中心駅になるが、普通しか停まらない。伊勢湾岸自動車道と交差して、右にカーブしていき、進路を南西方向に取り、川越町に入って2面4線の川越富洲原となる。川越町の町の外れに駅があるが、東側を走る国道1号線沿いにはロードサイドの店が並んでいる。

川越富洲原を出ると再びJR関西本線を跨いで、右手から三岐鉄道が近づいてきて、それと並行して築堤を下りて急行停車駅の近鉄富田となる。ホーム2面3線で、うち1線を三岐鉄道が使用するため近鉄は待避はできない。三岐鉄道とは上り線はホーム上での乗り換えが可能となっている。なお、三岐鉄道は狭軌のため、標準軌になってしまった近鉄名古屋線とは直通運転はできない。駅の東側にはJRの富田がある。

近鉄富田を出ると、真っすぐ南西方向を向いて走り、2面2線の霞ヶ浦となる。このあたりは直線区間のため特急も急行もスピードを出して通過していく。次の阿倉川までの区間は右に左にカーブしており名古屋線では線形が悪い区間になっている。阿倉川は2面4線の待避駅だったが、バリアフリー改造のため、ホーム2面2線となった。阿倉川を出ると海蔵川を渡り、2016年に高架化された区間を走り、高架ホーム2面2線の川原町となる。川原町を出ると三滝川を渡って、四日市の市街地に入り、右手から湯の山線が近づいてくるのが見えると近鉄四日市となる。

 

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