山陽電鉄本線データイムダイヤ【2020年3月14日ダイヤ改正】

5022F直通特急大阪梅田

山陽電鉄本線データイムダイヤ【2020年3月14日ダイヤ改正】

1．概要

山陽電鉄本線データイムダイヤは、30分サイクルに直通特急2本、普通2本が運転されている。直通特急も普通も15分毎の運転だが、直通特急は30分毎に停車駅が異なる。直通特急のうち、幕が赤地に白文字の列車は神戸三宮から元町、高速神戸、新開地、高速長田、板宿、月見山、山陽須磨、舞子公園、山陽垂水、山陽明石、東二見、高砂、大塩、飾磨に停車する。黄色地に青文字の幕の直通特急は神戸三宮から板宿までの各駅と月見山、山陽須磨、舞子公園、山陽垂水、山陽明石、東二見、高砂、大塩、飾磨に停車する。直通特急は実質的に2種類運転されている。この他に阪神特急が須磨浦公園まで乗り入れており、元町以西各駅に停車する。

2．直通特急

8215F直通特急姫路

直通特急は全て阪神大阪梅田から山陽姫路までの運転で、板宿からは15分毎の運転となる。先述したように停車駅が2パターンあり、阪神線内では10～20分毎の運転となっているが、山陽電鉄線内で15分毎の運転となるよう、停車駅が多いタイプがあり、さらに神戸高速線内で時間調整を行っている。直通特急の梅田～山陽姫路間の所要時間は下りが1時間35分で、上りが1時間34分で、いずれも90分以上かかっている。停車駅が多いタイプの列車は下り1時間40分、上り1時間39分となっており、さらに遅い。梅田から姫路まで乗り通す人はマレだが、途中駅間の利用は見込まれるため直通運転を行っている。とはいえ、運転開始当初よりも阪神線内、山陽線内でともに停車駅が増加しており、途中駅間でも所要時間がかなりかかっている。停車駅の見直しも難しいところもあるが、利用者が少ないところは見直していく必要もあるだろう。
直通特急は6両編成で運転されている。山陽車は5000系、5030系、6000系を使用し、阪神車は1000系、8000系、9000系、9300系が使用される。山陽車は5000系、5030系が転換クロスシートで、6000系はオールロングシート車となっている。5000系は先頭車のロングシート化が進められており、5030系は混雑に対応した1-2配列の転換クロスシートとなっている。阪神車は1000系、9000系がロングシートで、8000系、9300系は中間車が転換クロスシートとなっている。8000系は中間車もロングシートの比率が高い編成があり、転換クロスシートとロングシートが混在した編成が多い。

6009F直通特急姫路

3．普通

6011F普通姫路

普通は阪急神戸三宮から山陽姫路まで30分毎、山陽須磨から山陽姫路まで30分毎に運転されている。これに加えて阪神特急が須磨浦公園まで運転されている。阪神特急は神戸三宮～須磨浦公園間は各駅に停車し、普通の代行を行っている。阪神特急は山陽須磨始発の普通と山陽須磨で連絡している。2012年3月20日ダイヤ改正から現行のようなダイヤになった。山陽須磨発着の普通は山陽須磨では折り返しができないため、東須磨まで回送されて折り返している。普通は霞ヶ丘で直特を待避し、東二見、大塩で直特と緩急接続を行う。以前は山陽明石で緩急接続を行っていたが、2012年3月20日改正で現行の待避パターンになった。
普通は3両編成と4両編成が使用されている。3000系列を中心に、新鋭の6000系も3両編成に加えて4両編成が登場している。6000系は待避などで長時間停車するときにドアの半自動操作が可能となっている。しかし、コロナ禍の換気のためドアの半自動ドア扱いは現在行われていない。

8227F特急大阪梅田