京阪本線平日朝ラッシュ時ダイヤ【2021年1月31日変更】

8009Fライナー淀屋橋

京阪本線平日朝ラッシュ時ダイヤ【2021年1月31日変更】

【概要】
京阪本線下り平日朝ラッシュ時には特急、ライナー、通勤快速急行、通勤準急、区間急行、普通の6種別が運転されている。ピーク時間帯前後には快速急行、急行、準急も運転されており、列車種別が多岐にわたっている。特急は終日に渡って運転されており、朝ラッシュ時間帯にはロングシート車を使用する列車も運転されている。ライナーは座席保証列車で当初は樟葉、枚方市からの2本のみの運転だったが、2018年9月15日ダイヤ変更で出町柳発が増発され、2021年1月31日ダイヤ変更からは三条発が増発されて4本が運転されている。通勤快速急行は快速急行の停車駅から守口市を除いた列車で、当初は中之島線直通で運転されていたが、現在は淀屋橋行きも運転されている。通勤準急も準急の停車駅から守口市を除いた列車で、朝ラッシュ時下りの中心的な列車になっている。区間急行は通勤快速急行、通勤準急が停車しない守口市をフォローする優等列車で、守口市から緩行線を走り続ける列車もある。普通は通勤準急が萱島以遠で各駅停車の役割を担っているため、大半の列車が萱島始発となっている。

6003F急行枚方市

【2021年1月31日ダイヤ変更内容】
・ライナー　三条発7時00分、淀屋橋行きを1本新設。淀屋橋着は8時00分

・快速急行　出町柳7時53分中之島行きを樟葉発8時28分の淀屋橋行きに変更

・快速急行　枚方市発8時57分の中之島行きを淀屋橋行きに変更

・急行　　　早朝樟葉発5時27分に淀屋橋行きを新設。

・区間急行　早朝に樟葉発淀屋橋行き1本を新設

・区間急行　早朝樟葉発5時44分の淀屋橋行きを中之島行きに変更

・区間急行　萱島発6時53分の淀屋橋行きを新設

・区間急行　樟葉発7時06分の淀屋橋行きを新設。

・区間急行　萱島発7時42分の中之島行きを新設。

・準急　樟葉発8時18分の淀屋橋行きを新設→代わりに樟葉発8時09分の淀屋橋行きを廃止

・通勤快速急行　三条始発で運転されていた1本を出町柳発に変更

・通勤準急　樟葉発6時49分の中之島行きを淀屋橋行きに変更

・通勤準急　樟葉発6時58分の淀屋橋行きを中之島行きに変更

・通勤準急　樟葉発7時09分の列車を枚方市発7時25分の淀屋橋行きに変更

・特急　枚方市発6時29分の淀屋橋行きを新設

・普通　枚方市発5時41分の中之島行きを淀屋橋行きに変更

・普通　出町柳発5時39分の中之島行きを淀屋橋行きに変更

・普通　三条発5時52分の淀屋橋行きを中之島行きに変更

・普通　出町柳発5時58分の中之島行きを淀屋橋行きに変更

・普通　萱島発7時59分の淀屋橋行きを新設

・普通　出町柳発6時59分の淀屋橋行きを中之島行きに変更

・普通　萱島発8時37分の淀屋橋行きを中之島行きに変更

6005F特急淀屋橋

【列車別】
特急は出町柳～淀屋橋間の運転で、2021年1月31日ダイヤ変更で、早朝に枚方市始発の列車が1本設定された。3000系、8000系使用列車には全てプレミアムカーが連結されるようになったが、平日朝ラッシュ時ピーク時間帯の特急は3扉ロングシート車が使用されている。全て8両編成で運転されており、前述したように3000系、8000系は8両中1両が有料車両のプレミアムカーとなっている。停車駅は終日同じで、出町柳から三条、祇園四条、七条、丹波橋、中書島、樟葉、枚方市、京橋、天満橋、北浜となっている。京橋着6時44分から9時38分までの間の特急の出町柳方1号車は女性専用車となっている。

3001F特急淀屋橋

京橋着7時36分、8時16分、8時25分、8時43分の4本は3扉ロングシート車を使用する。ラッシュ時間帯に8000系を使用する列車は京橋着7時26分、8時49分の2本のみで、ピーク時間帯を外した設定になっている。8000系はプレミアムカー連結以前は、区間急行や普通など混雑率が低い列車に充当されていたが、プレミアムカー連結後は、下位列車への運用はなくなった。現在はライナーが増発されて、ラッシュ時はライナーを中心に運用されている。

8003Fライナー淀屋橋

ライナーは出町柳、三条、樟葉、枚方市からそれぞれ1本ずつが運転されている。ライナーは全車指定の座席保証列車で、座席保証料300円～380円が必要となっている。8000系を使用するためプレミアムカーも連結されており、プレミアムカーにはプレミアムカー料金が必要となる。

ライナーはあくまでも座席を保証されるもので、プレミアムカーのような設備はなく、通常の転換クロスシートが利用できるだけとなっている。プレミアムカーとの料金差は200円程度で、200円で大きな差が生じている。樟葉、枚方市からの列車は比較的早い時間帯に設定されており、出町柳発は逆に遅い時間帯に設定されている。2021年1月31日ダイヤ変更で新設された三条始発のライナーは京橋着7時52分というピーク時間帯に設定されている。ライナーは特急が続行する形が多いが、この列車は特急の続行はなく、この時間帯の特急は19分も間隔が開いており、ライナーへの旅客誘導もあるのかなと勘繰りたくなるダイヤ設定になっている。

ライナーは新設当初は樟葉始発は枚方市も通過する樟葉専用便と枚方市からの枚方市専用便で運転されていたが、出町柳行きが設定された2018年9月15日ダイヤ変更から特急と同じ停車駅での運転となった。

6009F通勤快速急行中之島

通勤快速急行は京橋着7時42分、7時58分、8時12分、8時23分、8時34分の5本が運転されている。7時台の2本が淀屋橋行き、8時台の3本が中之島行きとなっている。2021年1月31日ダイヤ変更から全て出町柳始発となっている。停車駅は出町柳から三条、祇園四条、丹波橋、中書島、樟葉、枚方市、香里園、寝屋川市、京橋からの各駅となる。快速急行との差異は守口市を通過するかどうかだけである。使用車両は7両編成もしくは8両編成で、3扉ロングシート車が幅広く運用されている。途中特急に追い抜かれることはなく、出町柳から終点まで先着するダイヤになっている。

2601F通勤準急中之島

通勤準急は平日朝ラッシュの主力種別で、京橋着7時台に7本、同8時台に9本が運転されており、ピークを外した時間帯には守口市にも停車する準急が運転されている。通勤準急は16本中3本が中之島行きとなっている。停車駅は萱島までの各駅と京橋以遠の各駅となる。出町柳、淀、樟葉、枚方市などから始発があり、樟葉や枚方市からは着席サービスも兼ねた運転となっている。時間帯によっては通勤準急が2～3分で続行することもある。

13022F区間急行淀屋橋

区間急行は京橋着7時台に4本、8時台に4本が運転されている。区間急行は守口市に停車する唯一の優等列車で、守口市までは各駅に停車するためB線(緩行線)を走行し、守口市からA線(急行線)に転線する。A線の列車密度が高いため、ピーク時間帯には守口市からもB線を走行する電車があったが、2021年1月31日ダイヤ変更で、守口市から京橋までもB線を走行する電車は1本のみとなった。ダイヤ変更前までは2本がB線走行となっていた。区間急行は大半が萱島始発で、7時台と8時台に1本ずつ樟葉始発が運転されている。

13032F普通中之島

普通は京橋着7時台に6本、8時台に9本が運転されている。普通の大半は萱島始発で、一部列車が出町柳始発で運転されている。中之島行きが主体だが、京橋から淀屋橋方面へはB線からがスルー構造になっているため、淀屋橋行きの運転も少なくない。