【関西各駅探訪第744回】JR桜井線巻向駅

巻向

【纏向遺跡など駅周辺は古代歴史の宝庫】

JR桜井線巻向駅は奈良県桜井市にある。古代遺跡の纏向遺跡など、駅周辺には古代から万葉にかけての遺跡が目白押しである。隣の三輪は三輪神社への最寄駅となっており、桜井近辺のJR桜井線はまさに万葉まほろば線の愛称名の通り、万葉ロマンに溢れる路線となっている。電車は普通のみの運転で、昼間時は毎時2本の運転で、奈良~桜井間は毎時2本、桜井~高田間は毎時1本の運転となる。平日朝ラッシュ時も運転本数は変わらないが、JR難波直通の快速も運転される。平日夕方ラッシュ時も毎時2本の運転となる。巻向駅は1955年8月1日に柳本~三輪間に新設された。1970年10月1日に無人化された。1980年3月3日には1500V直流電化が完成した。

巻向

駅構内はホーム1面1線で、ホーム有効長は20m級車両6両分となっている。

巻向

駅舎はなく、改札もICカードリーダーが設置され、簡易式の自動券売機が設置されているだけである。

巻向

出口も1ヵ所で、駅南側にのみ出られる。纏向遺跡は駅の北西側にあるため、若干遠回りしなければならない。

巻向

駅周辺の道路は狭く、バスなどの乗り入れはない。

巻向

駅の北西側にある纏向遺跡跡。駅からは近いが、出口からは遠回りとなるため、少し歩かなければならない。

巻向 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2016年度 371 225 146 60.6%
2006年度 439 274 165 62.4%
対06年度比 84.5% 82.1% 88.5%  

巻向駅の2016年度1日あたりの乗車人員は371人で、うち定期利用者は225人となっている。定期比率は60.6%で、定期利用者が6割を占めている。10年前の2006年度と比較すると全体で15.5%減、定期利用者は17.9%減、定期外利用者は11.5%減となっており、減少傾向にある。桜井線では利用者は少ない方になっており、香久山に次いで乗車人員が少ない。

  

鉄道コム

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