【関西各駅探訪第532回】神鉄粟生線三木駅

三木

【三木鉄道なき後三木から鉄道の火を絶やすわけにはいかない】

神鉄粟生線三木駅は兵庫県三木市にある。街の中心部は、市役所がある三木上の丸駅付近になり、志染駅や恵比須駅周辺のように新興住宅地もなく、三木市の中心駅とは言い難い。美嚢川の対岸にはかつて三木鉄道の三木駅があったが、現在は廃止され、跡地は公園になっている。
三木駅は1938年1月28日に三木電気鉄道の延伸により、三木福有橋駅として開業した。1947年1月9日に合併により神有三木電気鉄道の駅となった。1954年1月1日に電鉄三木に改称。1988年4月1日には現駅名の三木駅に改称された。2018年3月4日火災により下り駅舎が焼失した。

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駅構内はホーム2面2線で、構内は緩くカーブしている。ホーム有効長は18m級車両4両分ある。

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改札は2ヶ所あり、上下ホームそれぞれにある。下りホーム側駅舎が火事で焼失したため、現在は仮設となっている。

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改札は無人化されており、ICカードの自動改札機と自動券売機が設置されている。

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上り側の駅舎も無人化されており、ICカードの対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。

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ICカード対応の自動改札機と自動券売機があり、ホームへはスロープも設置されている。なお、上下ホーム間の連絡通路はなく、それぞれの改札を通る必要がある。

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上りホーム側の改札付近には企画切符の自動販売機も設置されている。

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駅前はいずれも狭く、下りホーム側の南口は交通量の多い県道に面しており、タクシーが常駐している以外は大きなスペースはない。

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バスは県道沿いにバス停がある。神姫バスの路線が発着している。

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北口は駐輪場や駐車場があるが、駅周辺の道路は狭い。

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上りホームの外側には5000系を模した公衆トイレが設置されている。

三木鉄道記念公園

南へ歩いて20分ほどの距離にかつての三木鉄道の三木駅跡にできた三木鉄道記念公園がある。

三木駅の2016年度1日あたりの乗車人員は880人で、10年前の2006年度と比較すると25.1%も減少している。利用者減は深刻である。

  

鉄道コム

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