【関西各駅探訪第496回】JR学研都市線長尾駅

長尾

【かつての電化区間の終点は京阪バスのターミナル】

JR学研都市線長尾駅は大阪府枚方市にある。かつては長尾から先の非電化区間のディーゼル列車と電車が接続していたが、長尾〜木津間の電化によりその光景も見られなくなった。快速停車駅で、学研都市線全ての電車が停車する。長尾駅は1898年4月12日に関西鉄道の駅として開業した。1907年10月1日に国有化された。1950年12月25日に四條畷から当駅までの電化が完成した。1979年10月1日には四條畷から当駅までの複線化が完成し、片町から当駅までの片町線各駅に自動改札機の設置が行われた。JR発足後の1989年3月11日ダイヤ改正で、当駅から木津までの電化が完成し、木津方面への電車直通運転が開始された。

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駅構内はホーム1面2線で、ホーム有効長は8両分ある。

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かつてはホーム1面2線に加えて木津方面への気動車発着用のホームがあったが、電化によりホーム1面2線のみが残った。

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気動車用ホームはしばらく残っていたが、橋上駅舎化によりホーム跡はなくなった。

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改札は1ヶ所で、橋上駅舎内にある。有人改札でICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。

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みどりの窓口が設置され、みどりの券売機も設置されている。

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出口は2ヶ所あり、北口がメインとなっている。北側には府道736号線が走っており、京阪枚方市駅方面に繋がる府道14号線などと西側で繋がっている。

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駅前にはロータリーがあり、京阪バスが発着している。枚方市駅、樟葉駅、松井山手駅など各方面への路線が発着する一大拠点になっている。

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南口はロータリーなどはなく、駐輪場があるだけで、畑などが点在する未開発地域となっており、これからの発展の余地を残している。

長尾駅の2016年度1日あたりの乗車人員は11,807人で、うち定期利用者は9,375人となっている。定期比率は79.4%で、定期利用者がかなり多い。10年前の2006年度と比較すると全体で16.9%減、定期利用者が17.9%減、定期外利用者が12.5%減と全般的に利用者が落ち込んできている。

  

鉄道コム

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