【関西各駅探訪第437回】京都丹後鉄道宮豊線・宮舞線・宮福線宮津駅

宮津

【観光の橋立に対してビジネスの宮津】

京都丹後鉄道宮豊線宮津駅は京都府宮津市にある。宮津市の中心駅で、観光の天橋立に対して、宮津はビジネスでの利用が多い。1924年4月12日に国有鉄道の駅として開業した。1987年4月1日の国鉄分割民営化でJR西日本の駅となったが、1990年4月1日に宮津線が第3セクター北近畿タンゴ鉄道に転換して、JR西日本の駅ではなくなった。1988年7月16日には宮福鉄道宮福線が開業して、宮津線、宮福線の2路線が乗り入れる駅となった。2015年4月1日にはWILLER TRAINSへの移管により、京都丹後鉄道の駅となった。

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駅構内はホーム3面4線で、宮豊線が2面3線、宮福線が1面1線を使用している。宮豊・宮舞線の1・2番線は非電化になっている。

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3・4番線は電化されており、宮福線からの直通電車が乗り入れできるようになっている。

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宮豊線と宮福線は天橋立方で並走する形になっており、駅を過ぎてから左右に分かれる。宮福線列車が天橋立方面へ直通するには当駅にてスイッチバックを行うことになる。

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改札は2ヶ所あり、北口がメインで、有人改札となっている。北口には特急券などの販売の窓口がある。

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改札は有人だが、自動改札の設置はなく、ICカードなども利用できない。

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北口の駅前にはロータリーがあり、丹海バスなどが乗り入れている。

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駅前のメインストリートから北を望むと海が見える。

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南口は宮福鉄道開業時に設置された改札で無人化されている。

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京都丹後鉄道では使用済の天ぷら油の回収を行い、再資源化を行い、環境保全に努めている。

宮津駅の2016年度1日あたりの乗車人員は557人で、うち定期利用者は404人となっており、定期比率は72.5%と7割を超えている。10年前の2006年度と比較すると全体で4.9%増、定期利用者は27.2%増と健闘している。その反面定期外利用者は20.4%も減少しており、定期外利用者の落ち込みが深刻だ。

  

鉄道コム

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