【関西各駅探訪第422回】水間鉄道名越駅

名越

【水間鉄道唯一の交換駅はなごしではなくなごせと読む】

水間鉄道名越駅は大阪府貝塚市にある。水間鉄道中間駅で唯一交換設備がある駅だ。1925年12月24日に水間鉄道の終点として開業。翌年水間への延伸により中間駅となった。

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駅構内は1面2線で、駅の前後に急カーブがあるため、電車はかなり速度を落として駅に進入する。エレベータなどの設備はないが、スロープがあり、バリアフリーに対応した形にはなっている。

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駅のホームに自販機が設置されているが、トイレはない。

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改札はなく、車内にて精算を行う。自動券売機の設置もない。電車内に車内精算機とICカードリーダーがあるので、水間鉄道ではICカードの利用も可能である。

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出口は1ヶ所で、下り線の構内踏切を渡って駅北側に出られる。駅周辺は住宅地のため狭い。駅前には駐輪場があるぐらいで、バスやタクシーの乗り入れはなく、道が狭いため、乗用車の乗り入れも難しい。

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水間鉄道各駅には駅近隣の名所や観光地、駅周辺の歴史などが書かれた駅名板がある。

名越駅の2016年度1日あたりの乗車人員は221人で、うち定期利用者は107人となっている。定期比率は48.4%で、ローカル路線としては珍しく定期利用者が半分を割っている。10年前の2006年度と比較すると全体で14.7%減、定期利用者は大幅に減少して20.1%減となっている。定期外利用者が5.6%増加しているのはICカード導入により定期利用から幾分シフトしたものと思われる。

  

鉄道コム

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