【松阪牛のふるさとは近鉄とJR東海が呉越同舟】
近鉄山田線松阪駅は三重県松阪市にある。松阪は三重県中部にあり、古くから商業都市として栄えてきた。近鉄特急は阪伊甲特急、名伊甲特急以外の列車が停車し、JRも特急南紀が停車する。
近鉄山田線松阪駅は2面3線で、下り側が1面2線の島式ホーム、上り側が1面1線の上りホームとなっている。JR紀勢線と連番になっており、1~5番線がJR紀勢線、6~8番線が近鉄山田線に割り当てられている。
北口は近鉄が管理しており、近鉄仕様の自動改札が設置されている。JRの切符も扱うため駅員が配置されている。
北口の駅前もロータリーがあり、バスやタクシーも発着している。駅前にはあまり店舗やホテルはないが、少し離れたところを走る熊野街道沿いには店舗やホテルがある。
南口やJR紀勢線ホームとは連絡通路で結ばれている。JRとの乗り換えはノーラッチとなっており、紀勢線はICカード乗車券の使用ができないため注意が必要である。
南口はメイン改札となっているが、JR東海が管理しているため、近鉄の文字は見られない。近鉄山田線、紀勢線は乗り換えはできるが、両線とも競合しているため、ライバル関係にもある。
駅前には広大なロータリーがあり、バスやタクシーが発着している。路線バスだけでなく、高速バスや観光バスも発着するため、ロータリーはかなり広い。
南口には松阪市の観光案内所もあり、松阪牛のモニュメントもある。
松阪駅の2015年度1日あたりの乗車人員は7,659人で、うち定期利用者は4,563人となっている。定期比率は59.6%であまり高くもないが、10年前の2005年度と比べると定期比率が上昇している。10年前より全体で8%、定期利用者は4.3%減少しているが、定期外利用者が13%も減少しているため、定期比率が上がっているのである。
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