【関西各駅探訪第481回】京阪交野線私市駅

私市

【三角屋根が特徴の交野線終点は河内のハイキングのメッカ】

京阪交野線私市駅は大阪府交野市にある。交野線の終点で、付近は大阪府内でも自然が多く残るところで、ハイキングに訪れる人も多い。私市駅は1929年7月10日に信貴生駒電鉄枚方線の終点として開業した。信貴生駒電鉄は私市から生駒への延伸を目論んでいたが、これは実現せず、後に路線を京阪電気鉄道に譲渡することになった。交野電気鉄道、京阪神急行電鉄を経て、戦後京阪電気鉄道の交野線の駅となった。1979年10月13日には現在の駅舎が完成した。1992年9月12日には当駅から森信号所までの複線化が完成した。

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私市駅の構内はホーム2面2線で、終点のため頭端式になっている。ホーム有効長は交野線最大編成両数の5両分ある。

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改札は1ヶ所で、有人改札でICカード対応の自動改札機、自動券売機が設置されている。

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ホームから改札へはスロープが設けられバリアフリーに対応している。

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出口は1ヶ所で、駅の南側に出られる。駅前は少し広場にはなっているが、駅周辺の道路は狭くバスの乗り入れはない。近くを走る国道168号線にバス停がある。

私市駅の2016年度1日あたりの乗車人員は1,289人で、うち定期利用者は581人となっている。定期比率は45.1%で、50%を割っている。10年前と比較すると全体で11.8%減、定期利用者は12%減、定期外利用者は11.7%減となっている。

  

鉄道コム

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