1.概要
会社名 | 南海電気鉄道 |
---|---|
路線名 | 和歌山港線 |
区間 | 和歌山市~和歌山港 |
営業キロ | 2.8km |
駅数 | 2駅 |
平均駅間距離 | 2.8km |
所要時分 | 4分 |
表定速度 | 42km/h |
軌間 | 1067mm |
電気方式 | 1500V直流電化 |
線路 | 単線 |
保安方式 | ATS |
最高速度 | |
最大編成両数 | 8両 |
南海和歌山港線は和歌山市と和歌山港を結ぶ2.8㎞の路線で、2002年5月までは和歌山港から一駅先の水軒まで線路が延びていた。1日2往復しか電車が来ないことで有名だった和歌山港~水軒間も2002年5月10日で廃止となってしまった。2005年11月27日ダイヤ改正では、久保町、築地橋、築港町の中間3駅が廃止されて、和歌山市~和歌山港間の1駅の路線となった。2005年11月27日ダイヤ改正で、特急と急行のみのダイヤ編成となっていたが、2012年4月1日ダイヤ改正で線内運転の普通も復活している。
駅№ | 駅名 | よみがな | 駅間距離 | 営業距離 | 所在地 | 開業年月日 | 廃止日 | 特急サザン | 急 行 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
NK45 | 和歌山市 | わかやまし | 0km | 0km | 和歌山市 | 1903年3月21日 | ◎ | ◎ | |
久保町 | くぼちょう | 0.8km | 和歌山市 | 1956年5月6日 | 2005年11月27日 | ||||
築地橋 | つきじばし | 0.7km | 和歌山市 | 1956年5月6日 | 2005年11月27日 | ||||
築港町 | ちっこうちょう | 0.8km | 和歌山市 | 1956年5月6日 | 2005年11月27日 | ||||
NK45-1 | 和歌山港 | わかやまこう | 0.5km | 2.8km | 和歌山市 | 1971年3月6日 | ◎ | ◎ | |
水軒 | すいけん | 2.6km | 和歌山市 | 1971年3月6日 | 2002年5月26日 |
2.歴史
南海和歌山港線は1956年(昭和31年)5月6日に和歌山市~和歌山港(初代、後の築港町駅)間が開業した。1971年(昭和46年)3月6日に築港町~水軒間が延伸開業した。和歌山港駅(初代)を移設の上、築港町駅に改称した。2001年(平成13年)3月24日に普通列車のワンマン運転を開始した。2002年(平成14年)5月26日に和歌山港~水軒間2.6kmを廃止した。2005年(平成17年)11月27日ダイヤ改正で、久保町駅、築地橋駅、築港町駅の途中3駅を廃止した。線内運転の普通列車を廃止した。2012年(平成24年)4月1日に南海フェリーとの接続に特化したダイヤとなり、運行本数が削減された。特急「サザン」と急行の一部の置き換えで線内運転の普通列車が復活した。土曜・休日ダイヤで急行が廃止された。和歌山港駅無人化され、特急サザン座席指定券の取り扱いが終了した。
3.路線ガイド
和歌山市では本線直通が4・5番線、和歌山港線内運転が7番線から発着している。和歌山市を出ると検車区に並ぶ車両を見ながら線路を収束していき、単線となって紀ノ川の河口付近沿いを行く。国道26号線の紀ノ川大橋の手前に久保町があった。同駅は和歌山市の外れのようなところにあったが、国道26号線を東に1キロほど進むと和歌山城や和歌山公園へ行けた。久保町駅跡を過ぎると運河を渡ると築地橋があった。紀ノ川の中州を行き、港湾合同庁舎がある築港町駅跡を過ぎると再び運河を渡り左にカーブして終点の和歌山港となる。和歌山港は1面2線の構造で、かつてはこの先水軒まで線路が延びていたのでスルー構造になっている。駅の西側には海が広がっており、和歌山フェリーターミナルがあり、四国徳島へのフェリーが発着している。